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2021-11-30 11:30:00 更新

伊方発電所 使用済燃料乾式貯蔵施設の現地工事着工について

令和3年11月30日
四国電力株式会 社


伊方発電所 使用済燃料乾式貯蔵施設の現地工事着工について


当社は、伊方発電所で発生した使用済燃料を青森県六ヶ所村の再処理工場へ搬出するまでの間、一時的に貯蔵する施設として、伊方発電所の敷地内に、より安全性に優れた乾式貯蔵施設を設置するための計画を進めてまいりました。
このたび、設置工事の諸準備が整ったことから、本日より現地工事を開始しました。


当社としましては、乾式貯蔵施設の令和7年2月からの運用開始を目指して、地域の皆さまからのご理解をいただきながら、引き続き安全を最優先に、設置工事を着実に進めてまいります。


これまでの主な経緯
・原子炉設置変更許可を申請、地元自治体へ事前協議を申入れ :平成30年 5月25日
・原子炉設置変更許可申請を補正、地元自治体へ事前協議の補正を申入れ :令和 2年 5月18日
・原子炉設置変更許可 :令和 2年 9月16日
・地元自治体から事前協議の了解 :令和 2年12月23日


(参 考)乾式貯蔵施設の概要について


以 上



(参 考)


乾式貯蔵施設の概要について


1.設置目的
伊方発電所で発生した使用済燃料を再処理工場へ搬出するまでの間、一時的に貯蔵する施設として、伊方発電所の敷地内に乾式貯蔵施設を設置いたします。


2.運用開始時期
令和7年2月からの運用開始を予定しています。


3.施設内容
乾式貯蔵施設は、乾式貯蔵建屋と乾式キャスクから構成しており、使用済燃料の冷却に水や電源を使用しない、安全性に優れた貯蔵方式です。


(1)乾式貯蔵建屋(図-1参照)
項目 仕様
規模 ・1棟(鉄筋コンクリート造り)
・東西:約40m、南北:約60m、高さ:約20m
貯蔵容量 ・燃料集合体で約1,200体規模※
(乾式キャスクで45基分)
※ 使用済燃料に含まれる金属ウラン量としては、500トン・ウラン規模


(2)乾式キャスク(図-2参照)
乾式キャスクは、4つの安全機能(閉じ込め機能、臨界防止機能、遮へい機能、除熱機能)を有し、使用済燃料を輸送容器に詰め替えることなく発電所外へ搬出することができます。(輸送・貯蔵兼用)
今回は15基(1、2号機用14基、3号機用1基)を製作します。
項目 仕様
寸法 ・高さ:5.2m、直径:2.6m
重さ ・約120トン (使用済燃料を収納した状態)
収納体数 ・使用済燃料32体/基 (1、2号機燃料)
・使用済燃料24体/基 (3号機燃料)


<図-1> 乾式貯蔵施設のイメージ


<図-2> 乾式キャスクの構造(3号機燃料用の例)


約 40m
約 20m
乾式キャスク
搬出入口
(全体鳥瞰図)
【遮へい機能】
【閉じ込め機能】 二次蓋
一次蓋
使用済燃料
バスケット【臨界防止機能】
ガンマ線遮へい層
伝熱フィン【除熱機能】
貯蔵架台
中性子遮へい層
基礎ボルト(床面に固定)
2.6m
5.2m
下部トラニオン
固定装置

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