2021 年 11 月1日
アルファバスジャパン株式会社
加賀電子株式会社
山梨交通に ALFA バス社製 EV(電気自動車)バス 2 台納入 ~ 環境配慮に加え、災害時の非常電源としても活用できる路線バスとして運行開始 ~
加賀電子株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:門 良一)の連結子会社、株式会社エクセルの出資先で、EV(電気自動車)バスの輸出入・販売を行うアルファバスジャパン株式会社(以下、「アルファバスジャパン」)は、山梨交通株式会社(本社:山梨県甲府市)に中国 ALFA バス社製の EV バス 2 台を納入、2021 年 10 月 20 日より、甲府市など山梨県内の路線で運行が始まりました。
記
1.ALFA バス社製の EV バスの特徴 今般、導入された ALFA バス社製の EV バスは、日本のワンマンバス構造要件に適合しており、お客様の要求に応じて完全日本仕様のバスを提供しております。また、バリアフリー法にも対応しており、最新のワンマン機器の搭載が可能となります。電気周りでは、信頼性の高い日本製バッテリーを採用しており、次世代高出力充電規格であるCHAdeMO2.0 にも準拠しています。
2.ALFA バス社製 EV バス導入のメリット・意義 ALFA バス社製 EV バスは環境性能に優れており、従来のディーゼルエンジンの同型バスに比べて、1 カ月の走行で 2 トン以上の二酸化炭素を削減するなど、ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)に大きく貢献します。 また、搭載されたバッテリーは非常用電源としても使えるため、バス後部に外側から使える AC コンセントを設置することで、災害発生時の避難所などで防災ステーションとしての役割も果たします。
3.これまでの納入実績 1)栃木県立日光自然博物館
奥日光の豊かな自然を守るため、環境に配慮した低公害バスとして採用されました。 これまでのハイブリッドバスに代わって、新たに EV バス「しらかば号」として、奥日光・戦場ヶ原の赤沼車庫から中禅寺湖の千手ヶ浜までの 9.5km の路線を 2021 年 4 月 24 日より運行しています。
2)四国電力・三菱電機
四国電力株式会社及びそのグループ企業である株式会社四国総合研究所、三菱電機株式会社 3 社共同で実施する EV の充放電制御に係る技術実証に、アルファバスジャパンの EV バスが採用されました。
EV は、非走行時の付加価値として、充放電の最適制御による電力のピークカットやピークシフトとともに、車載電池の余力を用いた仮想発電所(VPP)*としての活用など多様な 価値の創出が期待されています。とりわけ大型商用車である EV バスは、車載電池容量が通常の EV 乗用車の5~7倍と大きいことから、VPP リソースとして有望視されています。本実証試験では、EV 充放電遠隔制御システムを構築のうえ、四国電力坂出発電所において従業員通勤用に配備した当該 EV バスや、四国総合研究所に配備するEV乗用車等、様々な地点における複数台のEV を組み合わせた充放電遠隔制御機能を評価するとともに、実際の運用条件下における EV 車載電池の有効活用に向けた検証を、2020 年 12 月より行っております。
*仮想発電所(VPP):複数の小規模な発電設備や蓄電設備をまとめて制御し、大規模な発電所と同等の機能を提供す
るもの。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.taxan.co.jp/news-information/wp-content/uploads/2021/11/20211101.pdf