2021 年 10 月 27 日
株式会社みずほ銀行
株式会社日本政策投資銀行
国内最大級のバイオマス発電事業に対する
プロジェクトファイナンス組成について
株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治、以下「みずほ銀行」)と株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:渡辺 一、以下「DBJ」)は、共同アレンジャーとして、田原バイオマスパワー合同会社(職務執行者:守吉 庸和、以下「本事業会社」)との間で、プロジェクトファイナンスによる融資契約(以下「本件」)を締結しました。
本事業会社は、愛知県田原市において、発電出力112,000kW の木質バイオマス専焼発電所(以下「当発電所」)の建設および運営を目的とし、JFE エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:大下 元)、中部電力株式会社(代表取締役社長:林 欣吾)、東邦ガス株式会社(代表取締役社長:増田 信之)及び東京センチュリー株式会社(代表取締役社長:野上 誠)が出資した会社であり、当発電所の運転開始は2025 年 9 月を予定しています。
昨今の脱炭素社会への移行に向けた世界的潮流を踏まえ、今後も国内外において再生可能エ ネ ル ギ ー の 普 及 拡 大 が 見 込 ま れ る な か 、 当 発 電 所 は 国 内 最 大 級 で あ る 発 電 出 力112,000kW のバイオマス発電所であり、我が国が目指す「2050 年カーボンニュートラル」の実現に資する、社会的意義の高い事業です。
本件は、シンジケーション方式で組成することにより、参加金融機関とともに、本事業会社による再生可能エネルギーの安定供給と地球温暖化対策の両立に向けた取り組みをファイナンス面から支援するものです。
みずほ銀行は、これまでに培った豊富な電力事業への知見とプロジェクトファイナンスの実績を有しており、エクエーター原則採択金融機関として、環境・社会リスクへの適切な配慮を行いながら、再生可能エネルギーの取り組みを積極的に支援してきました。今後も〈みずほ〉は、総合金融グループとして知見を活かし、脱炭素化を推進する事業への助言や資金調達支援をはじめ、多様なソリューションの提供に積極的に取り組んでいきます。
DBJ は、長年にわたり再生可能エネルギー分野での取り組みを積極的に支援してきました。また、第5 次中期経営計画において、2050 年の持続可能な社会の実現に貢献すべく、「GRIT 戦略」(注)を定めましたが、本件は同戦略に繋がるものです。今後も、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、持続的な社会実現に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。
(注)G:グリーン社会の実現、R:しなやかで強い安心安全な地域・社会や産業基盤の構築、I:事業化可能と評価できるイノベーションへの取り組み、T:現在の事業基盤を前提とした移行に向けた戦略的取り組み、を表すもので、第 5 次中期経営計画においてDBJ グループが重点的に取り組む分野を表したもの
【本件概要】
アレンジャー
株式会社みずほ銀行、株式会社日本政策投資銀行
コ・アレンジャー
株式会社りそな銀行
契約締結日
2021 年 10 月 27 日
【本事業会社概要】
会社名
田原バイオマスパワー合同会社
所在地
愛知県田原市緑が浜二号2 番 52、53
発電出力
112,000kW
想定年間発電電力量
約7.7 億 kWh(一般家庭約 25 万世帯分に相当)
燃料種別
木質ペレット
本工事開始予定
2022 年 6 月
運転開始予定
2025 年 9 月
出資会社
JFE エンジニアリング株式会社
中部電力株式会社
東邦ガス株式会社
東京センチュリー株式会社
以上
【お問い合わせ先】
みずほ銀行 コーポレート・コミュニケーション部 電話番号 03-5252-6574
日本政策投資銀行 企業金融第 1 部 電話番号 03-6311-8763