プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2021-10-26 00:00:00 更新

マイクロLEDディスプレイ用一貫プロセスを提案

ニュース

信越化学、マイクロLEDディスプレイ用一貫プロセスを提案

移送部品から製造装置までを供給

2021.10.26

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦、以下信越化学)は、このたびマイクロLEDディスプレイの製造で使用される移送部品および移送装置を一式でお客様に供給する体制を整えました。「ワンストップ ソリューション プロバイダー(One-Stop Solution Provider)」として幅広いお客様に課題解決策を提案し、マイクロLEDディスプレイの普及と市場の飛躍的な拡大に取り組みます。

マイクロLEDディスプレイは、次世代ディスプレイの最有力候補とされていますが、製造コストの高さが量産への大きな障害になって来ました。微細なLEDチップの取り扱いが難しく、生産効率や歩留まりの低いことが製造コストを上昇させる原因となっています。当社は、特にマイクロLEDチップの製造と移送(移載)工程の複雑さの解消が量産化実現のカギであると見定め、信越化学グループの技術を結集してこの課題に取り組んでまいりました。

信越化学は、2020年2月にマイクロLEDディスプレイの製造用材料を上市した旨を発表いたしました。その後もマイクロLEDチップの移送部品のラインアップの拡充に取り組み、精密加工された合成石英ガラス基板上にシリコーンを製膜する独自技術を開発いたしました(EZ-PETAMPシリーズ、SQDPシリーズ、SQDP-Gシリーズ、SQRPシリーズ)。これにより、さらに幅広いマイクロLEDディスプレイのニーズに対応することが可能となりました。

また、グループ会社の信越エンジニアリング株式会社(本社:東京、社長:杉井憲二、以下信越エンジニアリング)において、独自のレーザー及びステージコントロール技術により、簡素な転写で、高速かつ正確にマイクロLEDチップを移送できる装置を開発しました。マルチレーザーリフトオフ装置、ボンドデボンド装置、レーザーマストランスファー装置、高速リペア装置が主たる装置です。

マイクロLEDチップの高精度な移送のためには、装置と移送部品の適合性が極めて重要です。これらを当社グループが一括でお客様に供給し、お客様がそれらを合わせて使用することで、ウエハーからバックプレーンまで効率よくマイクロLEDチップを一貫移送でき、大幅な工程短縮が実現できます。

信越化学グループは、保有する素材技術と装置技術を融合させた独自コンセプトのマイクロLEDチップ製作工程を提案し、省エネルギーかつ優れた映像体験をもたらすマイクロLEDディスプレイの普及に貢献してまいります。

マイクロLEDプロセス技術製品サイト トップページ
https://www.shinetsu-microled.jp/

【動画で見る】信越化学が提供するマイクロLED製造一貫プロセス
https://www.shinetsu-microled.jp/movie.html

この件に関するお問い合わせ
    • 信越化学工業(株) 広報部 小石川
    • TEL: 03-6812-2340 FAX: 03-6812-2341
    • e-mail:sec-pr@shinetsu.jpまでお願いいたします。

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る