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2021年10月8日
石油資源開発株式会社(JAPEX、代表取締役社長:藤田昌宏、本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、当社として初のカーボンニュートラルLNGの受け入れを10月7日に、相馬LNG基地(福島県相馬郡新地町、相馬港4号埠頭)で実施しました。
カーボンニュートラルLNGは、認証機関で認証を受けた二酸化炭素(CO2)のクレジット*により、天然ガスの採掘から燃焼までの過程で発生する温室効果ガスを、他の手段で削減・吸収したCO2と相殺したLNGです。2050年のカーボンニュートラル社会やCO2ネットゼロの実現に向け、温室効果ガス実質排出量を削減するための新たな手法の一つとして、世界的な需要が高まりつつあります。
今回当社が受け入れたカーボンニュートラルLNGは、三菱商事株式会社の100%子会社であるダイアモンド・ガス・インターナショナル社から、CO2クレジットでカーボンオフセットしたLNGを当社が購入したものです。お客様のニーズや要望に応えるため当社として調達を実施したもので、本日現在、都市ガス会社など6社への販売を予定しています。
また今後は、カーボンニュートラルLNGのみならず、当社が直接購入したCO2クレジットと、当社が国内で生産する天然ガスや海外から調達するLNGを組み合わせた販売も視野に入れていきます。
当社は、2021年5月に公表した、2050年カーボンニュートラル社会実現に向けた当社の方向性を取りまとめた「JAPEX2050」において、当社のサプライチェーンを含む社会全体の温室効果ガス(GHG)排出量削減への取り組みを目指すことを示しています。カーボンニュートラル化したLNGや天然ガスの販売をはじめとする当社の取り組みを通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するとともに、総合エネルギー企業としての成長と企業価値のさらなる向上を、引き続き目指してまいります。
注)*クレジットとは、温室効果ガスの削減量や吸収量を、定められた方法に従って定量化し、取引可能な形態にしたもの。CO2に係るクレジットとして、VCS(Verified Carbon Standard)など民間の認証機関が認証するクレジットや、政府が認証するJ-クレジット、先進国が新興国で実施した排出削減の取り組みを先進国と新興国で分け合うCDMクレジットなどがある。
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情報提供:JPubb