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2021-06-25 00:00:00 更新

使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する実証事業について

使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する実証事業について

2021/06/25
丸紅株式会社

丸紅は、使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する実証事業(以下、「本実証事業」)を開始します。本実証事業は、環境省が公募した「令和3年度資源循環に関する情報プラットフォーム実証事業」に採択されたもので、丸紅は、協力企業のイー・アンド・イー ソリューションズ株式会社、ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社、株式会社三菱総合研究所と共に、使用済太陽光パネルの効率的な回収、適切なリユース・リサイクルを目的とした情報管理プラットフォーム(以下、「情報管理PF」)を構築します。

本実証事業を通じて構築する情報管理PFは、使用済太陽光パネルの排出時からリユース、リサイクルに至るまでの取扱履歴、検査情報、使用済太陽光パネルのリユース可否判断等の情報を備える機能を有し、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティや情報の非改ざん性についても検証します。情報管理PFにより使用済太陽光パネルの情報を適正に管理することが可能となり、リユース取引の活性化やリサイクル促進に寄与し、原材料の循環利用、産業廃棄物の埋立処分量の削減に繋がることが期待されます。また、リユースパネルが新品太陽光パネルの代わりに使われることにより、パネル製造時に排出されるCO2排出量も削減され、環境面で多岐に亘る効果が期待できます。

日本国内では、2012年の再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、急速に太陽光発電設備が導入されましたが、今後は使用済太陽光パネルの排出量も加速度的に増加することが見込まれます。使用済太陽光パネルの排出量は、製品寿命を20年とすると、2030年代中頃にはピークとなり、年間約80万トン程度(排出される太陽光パネルを敷き詰めると東京ドーム約1,700個分の広さ)に至る見込みです。

丸紅は、サステナビリティ経営推進の一環として、引き続き積極的に太陽光発電事業を含む再生可能エネルギー発電事業へ取り組むとともに、太陽光パネル廃棄にかかわる将来の社会課題に対して、3R(Reduce・Reuse・Recycle)の視点で先行して取り組み、循環型社会形成並びに脱炭素化社会の実現に貢献していきます。

以上


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▼概念図
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