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2021-06-16 00:00:00 更新

ジャガー・ランドローバー、 「DEFENDER」の水素燃料電池車(FCEV)プロトタイプを開発

ジャガー・ランドローバー、 「DEFENDER」の水素燃料電池車(FCEV)プロトタイプを開発

公開日:2021/06/16 16:23

2021年6月16日


ジャガー・ランドローバー、

「DEFENDER」の水素燃料電池車(FCEV)プロトタイプを開発


■ジャガー・ランドローバーは、「PROJECT ZEUS」を立ち上げ、「DEFENDER」をベースとした水素燃料電池車(FCEV)のプロトタイプを開発、発表

■FCEVプロトタイプでの走行テストは2021年中に開始予定

■2030年にはFCEVの走行台数は世界で1,000万台を超え、水素充填ステーションは10,000か所以上設置される見込み

■ジャガー・ランドローバーは、2036年までにテールパイプからの排出ガス量をゼロにし、2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量を実質ゼロにするという目標を掲げており、「PROJECT ZEUS」はその実現に向けた取り組みのひとつ


2021年6月15日、英国ゲイドン発 : 英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーは、ランドローバーは、アドバンスド・エンジニアリング・プロジェクトとして「PROJECT ZEUS」を立ち上げ、「DEFENDER」をベースとした水素燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)のプロトタイプを開発、2021年中にテスト走行を実施すると発表しました。


このFCEVコンセプトは、ジャガー・ランドローバーが2021年2月に発表した「REIMAGINE」戦略に沿って、2036年までに車両(テールパイプ)からの排出ガスを無くし、2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量実質ゼロを達成するという目標に向けた取り組みのひとつです。


自動車からの排出ガス量を実質ゼロにするという目標において、水素と酸素から電気を生成してモーターを駆動するFCEVは、フルバッテリー電気自動車(BEV)を補完します。水素を動力とするFCEVは、高いエネルギー密度と短時間での燃料補給、そして気温が低い状態でも航続距離のロスを最小限に抑えることができるため、より大型で長距離走行が求められる車両や、高温、低温の両環境下で使用される車両に最適な技術です。


2018年以降、世界中のFCEVの走行台数はほぼ倍増しており、また、水素充填ステーションも20%以上増加しています**。2030年までに、水素を燃料とするFCEVの台数は全世界で1,000万を超え、水素充填ステーションの数も10,000か所を超えると予測されています*。


また、「PROJECT ZEUS」は、政府が支援する低炭素排出パワートレイン技術の研究開発支援団体である「Advanced Propulsion Centre」から部分的に資金提供を受けており、エンジニアたちは、航続距離、燃料補給、牽引、オフロード走破能力などのユーザーが期待するパフォーマンスを提供するためにどのように水素パワートレインを最適化すべきかを研究しています。


現在開発中の「DEFENDER」FCEVは、2021年末に、プロトタイプでの走行テストを英国で開始し、オフロード性能や燃費などの主要特性を検証します。


なお、「PROJECT ZEUS」では、デルタ・モータースポーツ、AVL、マレリ・オートモーティブ・システム、英国電池産業化センター(UKBIC)など、世界有数のR&Dパートナーと協力し、FCEVプロトタイプの研究、開発、製造を行っています。


ジャガー・ランドローバーの水素および燃料電池を担当、統括する、ラルフ・クレイグは次のように述べています。

「私たちは、輸送業界全体の将来的なパワートレイン構成において、水素が重要な役割を果たすということを十分理解しています。FCEVは、BEVと並び、ジャガー・ランドローバーがグローバルで展開するモデルラインアップに求められる特有の性能やニーズに対応しながら、ゼロエミッションを実現する新たなソリューションです。『PROJECT ZEUS』におけるパートナーとの共同作業は、次世代のテールパイプから排出ガスを出さないクルマの準備を推し進め、さらに2039年までにビジネス全体を通しても排出ガス量を実質ゼロにするというジャガー・ランドローバーの目標の実現に貢献するでしょう。」


以上


* Hydrogen Council

** International Energy Agency (IEA)


※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2021年6月15日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。


エディターズ・ノート


ジャガー・ランドローバーについて:デザインによるモダン・ラグジュアリーの未来の再構築


ジャガー・ランドローバーは、英国を象徴する2つのブランドを通じて、デザインによるモダン・ラグジュアリーの未来を再構築していきます。


ジャガー・ランドローバーのモデルには、フルバッテリー電気自動車(BEV)、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、マイルド・ハイブリッド(MHEV)、最新のディーゼル・エンジンおよびガソリン・エンジンをラインアップしています。ジャガーとランドローバーは、2020/21年度、世界127の国と地域で425,974台を販売しました。 ランドローバーは、「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」 の3つのファミリーを取り揃え、世界のラグジュアリーSUV市場をリードしています。ジャガーは、ブランド初となるプレミアム・オールエレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACE」を販売しています。


また、ジャガー・ランドローバーは英国を拠点とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有しています。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも工場を展開しています。また、7つのテクノロジー拠点をもち、3拠点が英国のマンチェスター、ワーウィック(NAIC)、ロンドンに点在し、そのほかは、アイルランド(シャノン)、米国(ポートランド)、ハンガリー(ブダペスト)、中国(上海)にあります。


「REIMAGINE」計画の中核となるのは、独自の個性を持つジャガーとランドローバー、両ブランドの電動化です。2030年までにジャガーおよびランドローバー・ブランドのすべてのモデルにフルバッテリーEVの選択肢を設定します。サプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて、2039年までに排出ガス量実質ゼロにするという目標に向け、ジャガー・ランドローバーは新たな舵を切りました。


ジャガー・ランドローバーは2008年にタタ・モーターズの100%子会社となり、それ以来、テクノロジーやサステナビリティ分野において世界をリードするタタ・グループ企業との連携ができます。


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