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2021-05-13 00:00:00 更新

イオンリテール様が店舗のスマートストア化に向けてAI映像解析ソリューション「GREENAGES Citywide Surveillance」を採用

PRESS RELEASE

2021年5月13日
富士通株式会社

イオンリテール様が店舗のスマートストア化に向けて
AI映像解析ソリューション「GREENAGES Citywide Surveillance」を採用

AIカメラシステムで安心・安全な店舗運営や接客品質の向上を実現

この度、当社のAI映像解析ソリューション「Fujitsu Technical Computing Solution GREENAGES Citywide Surveillance(グリーンエイジズ シティワイド サーベイランス)」(以下、「Citywide Surveillance」)がイオンリテール株式会社(注1)(以下、イオンリテール)様の店舗におけるAIカメラシステムに採用されました。

当ソリューションを活用したAIカメラシステムは、店内のカメラ映像から来店したお客様の行動を分析・学習することで、店内の人数をリアルタイムにカウントし混雑状況を検知するほか、接客を必要とするお客様をいち早く把握し従業員に通知、また未成年者への酒類販売防止などを強化し、安心・安全な店舗運営や接客品質の向上を実現します。さらに各売場におけるお客様の通過や立寄り、商品を手に取るといった様々な行動情報を取得して分析・学習することで、客観的なデータに基づく店内レイアウトの改善やマーチャンダイジングにも活用されます。当システムは2021年5月中に「イオンスタイル川口」(埼玉県川口市)において運用を開始し、2021年度中に本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」76店舗に展開する予定です。

当社は今後、「Citywide Surveillance」に人流シミュレーション技術を組み合わせることで、お客様の行動予測を行い、店舗回遊の観点から、最適な店内レイアウトや店舗計画の立案、さらには投資判断を支援するサービスの提供を、2021年度中を目標に開始する予定です。当社は「Citywide Surveillance」を通じて、イオンリテール様をはじめとするリテール企業が目指す、ニューノーマルな社会における快適な買い物体験を提供する店舗の運営に貢献していきます。

背景

イオンリテール様ではこれまで、接客や酒類の販売に際しての声掛け、レイアウトの検討などについて経験に基づいた判断が優先されており、お客様と従業員双方の3密を避けた、店舗運営のニューノーマル化を進めるなかで、従来のマーチャンダイジングや店舗づくりからの脱却が課題となっていました。

イオンリテール様は2020年より「店舗のスマートストア化」を推進し、スマートフォン端末を活用した会計システムを導入するなど、様々な取り組みを実施してきました。さらに、この度、当社の「Citywide Surveillance」を既存の店内カメラと組み合わせる形で導入し、安心・安全な店舗運営や接客品質の向上を実現するAIカメラシステムの運用を開始します。

「Citywide Surveillance」のAIによる店舗分析の特長

1.AIを活用した人物検知、年代推定機能による安心・安全な店舗運営や法令順守の支援

  • 店内の人数をリアルタイムにカウントし混雑状況を検知することで、3密を避けた店舗運営を支援します。
  • レジ前のカメラで取得した映像をもとにAIでお客様の年代情報を分析し、未成年者と推定した場合、レジ従業員に通知します。従業員はAIからの通知を元にお客様に声掛けし、未成年者への酒類販売を防止します。
  • 一般的な映像解析で用いる顔の特徴を取得せずに、体格や服装などの特徴から人物検知や属性(性別、年代)を推定できるため、マスク着用時でも高精度な解析が可能です。また個人情報を取得しないため、お客様のプライバシーに配慮した上で、収集データを活用することができます。

2.接客対象者検知による接客品質の向上

  • 人物行動検知技術を用いて取得する、お客様の商品への手伸ばし行動の情報や売り場での滞在時間をもとに、購買意欲が高いと推定されるお客様を検知して従業員へ通知することで、迅速かつ最適なタイミングでの接客につなげます。商品選びで迷っているお客様への迅速なフォローを行うことにより、顧客満足度を高めるとともに販売効率の改善を実現します。

3.顧客行動分析データに基づく店舗計画

  • 来店するお客様の人数、属性、回遊特性をAIで分析・学習することで、客観的なデータに基づいた、より買い物しやすい店内レイアウトや品揃え計画の立案を支援します。

「Citywide Surveillance」のAIによる店舗分析の特長

今後の展開

「Citywide Surveillance」を導入したAIカメラシステムは、今年度中に本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」76店舗へ展開していきます。当社は今後、当システムに人流シミュレーション技術も組み合わせることで、店内レイアウト変更後のお客様の購買行動の変化を予測し、より合理的なレイアウトの立案や店舗運営を支援するなど、スマートストア化を目指すリテール企業に向けて、ニューノーマルにおける快適な買い物体験を実現するサービスを提供していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1

    イオンリテール株式会社:
    本社 千葉県千葉市 代表取締役社長 井出 武美

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情報提供:JPubb

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