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2021-03-22 14:00:00 更新

家庭用燃料電池「エネファーム」の新型機発売について

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家庭用燃料電池「エネファーム」の新型機発売について

2021年3月22日

西部ガスは、2021年4月1日から、パナソニック株式会社※1(以下、「パナソニック」)が製造する家庭用燃料電池エネファーム※2(以下、「エネファーム」)の戸建住宅向け新型機を発売します。

エネファームは、優れた環境性・経済性が高く評価されている家庭用コージェネレーションシステムで、本新型機は、災害時のレジリエンス機能がさらに強化されました。

近年、各地で台風や豪雨などによる自然災害が頻発しており、その二次被害※3の備えとして、エネファームへの関心は、益々高まっています。新型機は無線通信端末※4を標準搭載しており、株式会社ウェザーニューズ※5(以下、「ウェザーニューズ」)が提供する停電リスク予測情報を受信すると、停電発生時でも電気を使える発電モードに自動的に切り替えて停電に備えます※6。また、災害等で万が一、ガスの供給が停止した場合でも給湯利用が可能になるヒーター給湯機能を搭載しました※7

さらに、無線通信端末を活用し日々の気象データを取得して自動で最適運転を行う機能も搭載され、太陽光発電を併用している住宅においては、太陽光発電を最大限に活用した家庭内電力の自給実現に寄与します。加えて、全数クラウド接続により各ご家庭のエネファームの稼働状況も把握できることから、遠隔メンテナンスも可能となりました。

当社では、今後もエネファームのご提案を通じて、お客さまの快適な暮らしづくりに貢献していくとともに、省エネ・環境の保全などの社会的ニーズにお応えしてまいります。

■ パナソニック製(PEFC)

≪外観≫≪仕様概要≫
主な仕様
発売日2021年4月1日
性能発電出力200W~700W
定格発電効率40.0%(LHV※8)
定格総合効率97.0%(LHV※8)
貯湯タンク容量130リットル
寸法燃料電池発電ユニットH1650mm×W400mm×D350mm
貯湯ユニットH1650mm×W700mm×D400mm
重量燃料電池ユニット59kg
貯湯ユニット81kg
希望小売価格オープン価格

≪主な特長≫

1.停電リスク予測情報を受信すると、停電に備えて発電モードを自動切り替え
ウェザーニューズが提供する5㎞メッシュのエリアごとに停電発生のリスクを予測した情報を受信すると、停電発電にそなえた待機モード「停電そなえ発電」に自動で運転が切り替わります。その後、実際に停電が発生した場合は停電発電を継続し、停電が発生しなかった場合には通常運転に戻ります。

本機能の搭載により、深夜などエネファームが運転を停止している時間帯に停電が発生した場合においても外部電源による再起動が不要になり、停電発生時でも安心して電気をお使いいただけます※6

2.ガスの供給が停止した場合でも給湯利用が可能
災害等で万が一、ガスの供給が停止した場合でも給湯利用が可能になるヒーター給湯機能を新たに搭載しました※7。エネファームがガス供給の停止を検知すると、台所のコントローラーにエラーメッセージを表示します。手動でヒーター給湯に切り替えれば、貯湯タンクが空の状態でも約19時間後には40℃・約230Lのお湯が使えます※9。なお、ガス供給が復帰すると自動でヒーター給湯を解除して、通常運転に戻ります。これにより、ガス供給が停止していても毎日1回、浴槽にためて入浴できる量のお湯を賄うことができ、入浴時にはお湯につかりたいというニーズにお応えできるようになりました。

3.天気予報データを取得して、運転計画をエネファームが自動で作成
毎日18:00にウェザーニューズが提供する「1㎞メッシュ天気予報」を受信して、翌朝4:00にその日の運転計画をエネファームが自動で作成する「おてんき連動」を搭載しました。エネファームと太陽光発電を併用している住宅においては、晴天時は太陽光発電、夜間はエネファームというように、太陽光発電を最大限に活用した家庭内電力の自給実現に寄与します。

4.クラウド接続を活用した、遠隔メンテナンス機能を実装
全数のクラウド接続を実現したことで、各ご家庭のエネファームにおける稼働状況のリアルタイム把握が可能となりました。これにより、保守点検に必要なデータ取得とデータ処理、現場での作業を最低限に留める遠隔操作など、遠隔メンテナンス機能を実装しました。

さらに常時クラウド接続を生かして、グラフや数字による発電状況の分かりやすい表示や機器の遠隔操作など、エネファームの使いこなしをサポートするスマートフォンの専用アプリを提供予定です※10

※1:[パナソニック株式会社]本社:大阪府門真市/代表取締役社長:津賀 一宏

※2:エネファームは、都市ガス(天然ガス)から取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、その際に出る熱も給湯に利用する家庭用コージェネレーションシステムです。

※3:災害時の二次被害であるライフライン遮断のうち約9割を停電が占めており、ガス供給によるトラブルは2%程度。内閣府(防災担当)災害情報の「熊本地震(平成28年)」以降よりパナソニックが集計。

※4:セルラー方式のLPWA(Low Power Wide Area)通信機能携帯電話の通信網を用いた LPWA 規格の1つで、既存のLTE基地局をベースに全国エリアをカバーしているため、対応エリアが広域な通信方式です。LPWA通信によるネットワークサービス(停電そなえ発電の自動切り替え、おてんき連動、遠隔メンテナンス、スマートフォンアプリ)は、初期設定開始後10年間のご利用が可能です。


※5:[株式会社ウェザーニューズ]本社:千葉県千葉市/代表取締役社長:草開 千仁

※6:停電時の発電には、都市ガスと水道が供給されていることが必要です。停電時の発電を保証するものではありません。

※7:給湯栓などからお湯を利用するためには、電気と水道が供給されていることが必要です。

※8:LHV(低位発熱量基準):燃料ガスを安全に燃焼させた時の水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた発熱量

※9:水温が15℃の場合、40℃のお湯が約230Lできます。水温が低い場合や浴槽の大きさにより、お風呂一杯にならない場合があります。ヒーター給湯でお湯がたまるまでの時間は、水温15℃の時19時間が目安です。

※10:2021年度上期中のリリースを予定しています。

以上


情報提供:JPubb

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