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2021年
2021年3月1日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下、Jパワー、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)は2019年4月より足寄発電所(北海道足寄郡足寄町)2号機の主要設備の一括更新工事を実施してきましたが、このたび各種試験・検査を終了し、2021年2月19日より運転を開始しました。
足寄発電所は、1955年の運転開始から60年以上が経過しているため、設備信頼度の向上と合理化・省力化を目的として、水車及び発電機等の主要設備の一括更新工事を行ってきました。
工事では、最新の解析・設計技術を用いた水車ランナ羽根形状の改良などにより、2号機の出力が1,150kW増加し、21,150kWとなりました。
回転子吊り込みの様子(2020年11月)
1号機についても、来年度から水車及び発電機等の主要設備の一括更新工事に着工する計画であり、1号機竣工後の1・2号機合計の設備出力は42,300kWとなる予定です。現在、足寄発電所が接続されている電力系統は空容量が無いため、既設容量40,000kWを超える出力を送電することはできませんが、将来的には、ノンファーム型接続※により最大42,300kWの出力を送電できるようにする計画です。
Jパワーは今後も、CO2フリーの再生可能エネルギーである水力発電所の一括更新による出力増強などを積極的に推進していきます。
※電力系統の送変電設備は常に最大容量を使っているわけではありません。送変電設備の容量が空いている時の空容量を活用し、増出力分(2,300kW)を出力するのがノンファーム型接続であり、送変電設備の最大容量を超える場合は出力が抑制されます。足寄発電所は40,000kWの送変電設備容量は確保しているため、増出力分(2,300kW)のみノンファーム型接続となります。
【足寄発電所 概要】
【足寄発電所 位置図】
【足寄発電所 外観写真】
以上
情報提供:JPubb