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2020-11-26 14:00:10 更新

国内酒類メーカー初 キリンビール名古屋工場で購入する全電力を100%再生可能エネルギー化


2020 年 11 月 26 日


国内酒類メーカー初
キリンビール名古屋工場で購入する全電力を
100%再生可能エネルギー化

~RE100 目標※1 の達成を目指し、2021 年より導入~


キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)のグループ会社である、キリンビール株式会社(社長 布施孝之、以下キリンビール)は、キリンビール名古屋工場(工場長 中村貴昭)で購入する全電力を来年より 再生可能エネルギー100%にします。これにより同工場の購入電力由来のGHG※2 排出量はゼロとなります(GHG排出量年間 7,400tの削減)。これに続き他工場でも再生可能エネルギーの導入を進め、将来的にはキリングループの事業で使用する全ての電力を再生可能エネルギーに置き換え、早期のRE100 達成を目指します。


※1:RE100 は、電力の再生可能エネルギー100%化を目指す企業で構成される国際的な環境イニシアチブ。キリングループは本年 11 月に RE100へ加盟し、2040 年までに使用電力の再生可能エネルギー100%化を掲げている。
※2:温室効果ガス


来年キリンビール名古屋工場は、三菱商事パワー株式会社(社長 岩﨑芳博、以下三菱商事パワー)が出資・運営する再生可能エネルギー発電所(太陽光発電所)にて発電された環境価値(トラッキング付非化石証書※3)付きの電力を、三菱商事パワーの子会社である MCPD 合同会社(職務執行者 坂口雄一郎、奥田倫之)経由で導入します。これまでキリングループは三菱商事パワーと連携し、重油からガスへの燃料転換など GHG 削減に向けた様々な取り組みを進めてきており、本件もこの取り組みの一環として新たに連携する施策です。


※3:非化石電源により発電された電気が持つ「非化石電源由来であることの価値」を証書の形で見える化したもの。小売電気事業者が非化石価値取引市場で調達して、需要家に販売する電気に活用することで GHG 排出量の削減が認められている。


当社は、「2030 年までに 2015 年比で、グループ全体の Scope1 とScope2 の合計を 30%、Scope3 についても同じく 30%削減する」という高い目標を掲げ、2017 年に SBT(Science-based Targets)※4 イニシアチブ(SBTi)※5 の承認を取得しています。徹底した省エネ活動に加えて、燃料転換の実施、ヒートポンプの導入、太陽光発電や風力発電、水力発電由来の電力の活用、および排水処理設備から得られる バイオガスを利用した発電などの再生可能エネルギーの活用、容器軽量化や共同配送を含むバリュー チェーンでの GHG 削減の取り組みなどを進めています。海外では、グループ会 社の Lion Pty Ltd(CEO Stuart Irvine)で、2020 年 5 月にオーストラリア初の大規模なカーボンニュートラル認証を取得しました。さらに、本年 6 月には「Business ambition for 1.5℃」に署名しました。これは長期的な GHG 排出量ネットゼロの実現に向け、中期的な GHG 削減目標を上方修正することを表明するものです。2020 年中にこの新たな目標に対して、SBTi の承認を取得する予定です。


また、2018 年には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD※6)」提言に、日本の食品会社として初めて賛同を表明し、シナリオ分析など情報開示を積極的に行っています。


※4:パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より 2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑え、また 1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した、5 年~15 年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のこと。
※5:2015 年に CDP、国連グローバルコンパクト、世界資源研究所および WWF の 4 団体で設立されたイニシアチブ
※6:The Task Force on Climate-related Financial Disclosures の略


当社は、本年 2 月に社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たなビジョン「キリングループ環境ビジョン2050」を策定しました。気候変動においては、2050 年までにバリューチェーン全体の GHG 排出量ネットゼロを掲げています。直近の本年 11 月には「RE100」に加盟し、2040 年までに使用電力の再生可能エネル ギー100%化を掲げました。本件はこれらの取り組みの一環であり、当社が脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでいきます。


今後もキリングループは、豊かな地球の恵みを将来にわたって享受し引き継ぎたいという思いを、バリューチェーンに かかわるすべての人々と共につないでいくために、さまざまな社会課題に対する取り組みを積極的に進めていきます。


参考
・キリングループ環境ビジョン 2050
https://www.kirin.co.jp/csv/eco/mission/

情報提供:JPubb

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