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2020-09-29 00:00:00 更新

マルチ蓄電プラットフォーム※1「KPBP-Aシリーズ」小規模世帯向け9.8kWh蓄電池ユニット「KP-BU98B-S」を発売~浸水による故障リスクを低減し、災害時の電力確保に貢献~

マルチ蓄電プラットフォーム※1「KPBP-Aシリーズ」小規模世帯向け9.8kWh蓄電池ユニット「KP-BU98B-S」を発売~浸水による故障リスクを低減し、災害時の電力確保に貢献~

  • 2020年09月29日
  • オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井 俊夫、以下OSS)は、マルチ蓄電プラットフォーム※1「KPBP-Aシリーズ」のラインアップに水害対策として壁掛け設置※2を可能にした 9.8kWhの蓄電池ユニット「KP-BU98B-S」を追加し、2020年1月末から発売します。

(左:蓄電池ユニット「KP-BU98B-S」、右:電力計測ユニット「KP-GWBP-MUBP」)

近年、自然災害が増加し、停電時の電力確保に有効な蓄電池の普及が進む一方、特に豪雨災害時に蓄電池が浸水してしまうことで、非常時の各家庭への給電が出来ないといったリスクが増加しています。

そこでこの度、壁掛け設置※2を可能にし、浸水リスクを低減した9.8kWh蓄電池ユニット「KP-BU98B-S」を開発しました。「KPBP-Aシリーズ」は、10月末に発売予定の16.4kWhの蓄電池ユニットに加えて9.8kWhの蓄電池ユニットをラインアップに追加したことで、近年増加傾向にある小規模世帯にも導入しやすく、停電時にも電気機器を使用した快適な生活が可能になります。また、あわせて発売する電力計測ユニット「KP-GWAP-MUBP」は家庭への蓄電池導入の支援となる補助金活用を可能にし、蓄電池導入の促進に貢献します。

OSSは、これまで培ったエネルギー変換技術や系統連系技術、蓄電制御技術、エネルギー見える化の先駆的取組みに加え、エンジニアリングや全国140拠点のアフターサービス網による保守メンテナンスによるトータルソリューションで再生可能エネルギーの普及と安定、並びにレジリエントで持続可能な社会づくりに貢献してまいります。


「KPBP-Aシリーズ」の主な特長

  • 多様なシステムを機器の組合せで実現
    「KPBP-Aシリーズ」はオプション機器の組み合わせにより、多様なシステムを実現できます。また、オプションを後付けすることで、導入後にシステムを拡張することも可能です。蓄電池容量も選択することが出来ます。

    ■オプションの組合せとシステム構成
    • 「単機能蓄電システム」:蓄電池のみが接続されたシステム
      マルチ蓄電パワーコンディショナ(KPBP-A)
    • 「ハイブリッド蓄電システム」:太陽光発電と蓄電池のパワコンを1つにまとめたシステム
      マルチ蓄電パワーコンディショナ(KPBP-A)+PVユニット(KP-DDP66)
    • 「全負荷型ハイブリッド蓄電システム」:停電時にも家中丸ごとバックアップ※3出来るハイブリッド蓄電システム
      マルチ蓄電パワーコンディショナ(KPBP-A)+PVユニット(KP-DDP66)+トランスユニット(KP-TRN40)

    ■システム導入例(卒FITユーザ向け)
    • 既設の太陽光発電システムがある場合は「単機能蓄電システム」を導入
    • システム導入後、既設の太陽光発電用パワコンが故障した場合はオプション「PVユニット」に交換し、後付けで機能拡張することで「ハイブリッド蓄電システム」となる
    • 更に家族増加等でバックアップする部屋を増やしたくなった場合はオプション「トランスユニット」を後付けで機能拡張することで「全負荷型ハイブリッド蓄電システム」となる
    ■システム導入例(新設ユーザ向け)
    • 太陽光発電システムと同時に導入する場合は「ハイブリッド蓄電システム」を選択
    • 停電時に家中丸ごとバックアップ※3し、いつもと同じ生活をしたい場合は、「全負荷型ハイブリッド蓄電システム」を 選択
  • クラウド接続で蓄電システムの状態を遠隔見守り
    「KPBP-Aシリーズ」は、蓄電システム用ゲートウェイ「KP-GWBP-A」を用いてクラウド接続し、遠隔モニタリングサービスをご利用いただくことで、24時間スマートフォンやパソコンで蓄電池の動作状態の確認や設定が可能です。異常時にはメールでお知らせし、万一の故障時も迅速に対処できます。また、クラウド接続により、今後本格化するVPP※4など分散型電源システムの市場においても柔軟な対応が可能です。

※1 マルチ蓄電プラットフォームとは、マルチ蓄電パワーコンディショナ「KPBP-A」を中心に機器の組合せにより実現する多様なシステムです
※2 壁掛け設置時は専用の取付架台が必要になります
※3 全負荷バックアップ用分電盤の設置が必要です。停電時の出力は4kVAのため、発電状況により使用可能な負荷が制限される場合があります。
※4 VPPとは、Virtual Power Plant(仮想発電所)の略称であり、点在する小規模な再エネ発電や蓄電池、燃料電池等の設備を、電力の需要を管理するネットワーク・システムでまとめて発電所のように制御すること。


主な製品仕様
・蓄電池ユニット

形式KP-BU98B-S
種類リチウムイオン電池
蓄電池容量9.8kWh(実効容量:8.8kWh)
公称電圧DC151.14V
電圧範囲DC126~174.3V
充電回復時間約3時間(25℃ 満充電まで)
設置環境海岸および汽水域から500mを超える屋外設置または屋内設置
使用周囲温度-10~45℃*1
使用周囲湿度25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと)
外形寸法(横×高さ×奥行き)490mm×740mm×295mm
質量約102kg
取付け方式・方法屋内:壁面に床置き・ネジ止め
屋外:壁掛けまたは自立設置*2

*1. 使用周囲温度範囲内であっても、蓄電池保護のために充放電を制限することがあります。
*2. 自立設置には、アンカーボルト固定が必要です。


・電力計測ユニット

形式KP-GWAP-MUBP
計測機能(外部発電計測)単相3線200V,100A 3点 うち1点は単相2線100Vも可
計測機能(分岐計測)単相2線200V/100V、30A 6点。
表示部LED5点:状態表示
操作方法DIP-SW:計測機能の設定、リセットSW、積算電力量リセットSW
動作電源単相3線 100V/200V
最大消費電力5W以下
設置環境屋内設置
使用周囲温度-20~+50℃(ただし結露及び氷結なきこと)
使用周囲湿度25~95%RC(ただし結露及び氷結なきこと)
外形寸法130mm✕260mm✕60mm
質量約700g
取付け方式・方法壁取付け・ネジ止め
ケース材質ABS
ケース外装色白(開閉部:グレー)


<オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社について>
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、これまで独自のオートメーション技術により、自動改札機などの駅務自動化システムをはじめ、世界初・日本初の社会公共システムを数多く生み出してきました。これからも労働力不足やエネルギー、レジリエントなどの社会課題をいち早く捉え、IoT・AI・ロボティクスなどの最先端技術、ソフトウェア、運用・メンテナンスのトータルサービスでソリューションを構築し、安心・安全・快適な社会づくりに貢献してまいります。


本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
グループ企画室 経営戦略部
TEL: 03-6718-3702
事業に関するお問い合わせ先/一般のお客様からのお問い合わせ先
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
エネルギーソリューション事業本部
事業開発部
TEL: 077-588-9843

情報提供:JPubb

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