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2020年08月07日
咸陽市ごみ発電施設
川崎重工と中国CONCHグループ※との合弁会社である安徽海螺川崎工程有限公司(以下、ACK)が納入した中国・陝西省咸陽市向けストーカ式ごみ焼却発電施設(750t/日×2炉=1,500t/日)が電力供給を開始しました。施設あたりの処理量(1,500t/日)および1炉あたりの処理量(750t/日)は、当社グループとして最大規模となります。
今回稼働開始したストーカ式ごみ焼却発電施設は、当社の技術と品質に裏付けられた日本での豊富な実績と信頼性をもとに、中国のごみ性状に合わせて設計を最適化することで、ごみ焼却熱を有効利用した「Waste to Energy」を実現しています。
中国や東南アジアをはじめとする新興国では、都市化の進展に伴い増加する都市廃棄物の処理が喫緊の課題となっています。このような状況を背景にACKは、2016年1月の第1号施設の稼働以降急速に受注を伸ばし、2019年以降では18件のストーカ式ごみ焼却発電施設を受注するなど、累計の受注件数は40件に到達しました。
当社は、今後もACKへの技術サポートを強化するとともに、需要が高まっている蒸気を高温高圧化できる高効率ボイラのラインアップを拡充することで、中国のみならず新興国へ環境・省エネ製品を普及させることに努め、地球環境に貢献していきます。
※CONCHグループ | : | 中国最大手で世界有数のセメントメーカーであるCONCHセメントを傘下に持ち、セメントや建材、環境事業、貿易等の事業を展開している企業集団。 |
□ 今回稼働開始したストーカ式ごみ焼却発電施設の概要
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□ 当社グループが中国に納入したストーカ式ごみ焼却発電施設の位置図
□ 安徽海螺川崎工程有限公司(ANHUI CONCH KAWASAKI ENGINEERING CO.,LTD.)の概要
(1)本店所在地 | : | 中華人民共和国 安徽省蕪湖市 | |
(2)代表者 | : | 何 承発 | |
(3)設立年月日 | : | 2006年12月13日 | |
(4)資本金 | : | 1億人民元(川崎重工49%、安徽海螺グループ51%) | |
(5)事業内容 | : | 環境対策・省エネルギー設備、セメント排熱発電設備、セメント製造設備に関する設備・構成機器の設計、開発、調達、品質管理、販売、建設工事管理、技術サービス | |
情報提供:JPubb