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2020-08-05 00:00:00 更新

森林資源の有効活用による循環型社会の構築への取り組み 「小規模木質バイオマスガス化熱電併給設備の開発」

2020 年 8 月 5 日


新東工業株式会社


森林資源の有効活用による循環型社会の構築への取り組み
「小規模木質バイオマスガス化熱電併給設備の開発」


新東工業株式会社(本社:名古屋市、社長 永井淳) は、森林資源の有効活用による循環型社会の構築を目指し「小規模木質バイオマスガス化熱電併給設備」の展開を進めています。 それにより、全国の過疎地、離島など、地域での資源・エネルギー循環につなげていきます。


本設備の大きな特徴の1つは、間伐材の全てを有効に利用できる点です。バイオマスの多くは輸入材や一般木材を多用するため、間伐材(バーク(樹皮)、枝葉(剪定枝))などの林地残材の活用が進んでいませんでしたが、これら廃棄物扱いだった様々なバイオマスを有効なエネルギーに変換する技術を確立することで、利用を可能にしています。 また、バイオマス発電における重要課題(熱分解時に発生するガス中のタール※1除去)についても、当社技術を活用した除去装置を備えているため、常に安定した発電が可能です。 全ての間伐材の利用、それに加え当社技術によるタール除去の実現は世界に類がありません。


現在は基本的な技術検証を終え、今後は東海地区の施設に林地残材やバークを処理する小規模パイロットプラントを設置していきます。本設備により得られた電気と熱を施設内で利用する「コージェネレーションエコシステム」のモデルケースとして、地域木材を利用した地産地消の小規模分散型エネルギーシステムの展開を図っていきます。


健全なる森林の育成にはすべての森林資源の有効活用が望まれています。林地残材を資源として活用できる「小規模木質バイオマスガス化熱電併給設備」の開発を加速させ、循環型社会への貢献を目指してまいります。


※1 有機物質の熱分解によって得られる、粘り気のある黒から褐色の油状の液体

情報提供:JPubb

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