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2020.05.21 お知らせ
ダイニチ工業株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:吉井 久夫、以下「ダイニチ工業」)は、京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫、以下「京セラ」)とパーパス株式会社(社長:髙木 裕三、以下「パーパス」)との間で共同開発した家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」およびパーパス製の「熱源機」と組み合わせて東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)より発売された「エネファーム(※1)ミニ」が、一般社団法人日本ガス協会(以下、「日本ガス協会」)の主催する2020年度「技術賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。
※1 エネファームは大阪ガス㈱、東京ガス㈱、JXTGエネルギー㈱の登録商標です。
日本ガス協会の「技術大賞・技術賞」は、ガス事業およびガス事業者の健全な発展と天然ガス普及に貢献する技術を表彰するものとして、1959年の太田賞設立に始まり、1986年以降は技術大賞・技術賞として、技術開発に貢献したものに贈られています。
【受賞テーマ】家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファームミニ」の開発 京セラ株式会社、ダイニチ工業株式会社、パーパス株式会社 |
定格発電出力の低出力化と、エアコン室外機と同等サイズの実現により、これまでエネファームを設置できなかったお客さまへの導入を目指して開発。
燃料電池形式 | 固体酸化物形(SOFC) | |||
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性能 | 定格発電出力 | 400W | ||
定格発電効率 | 42%(HHV),47%(LHV) | |||
総合効率 | 72%(HHV),80%(LHV) | |||
貯湯タンク容量 | 20L | |||
寸法 | 燃料電池ユニット | W800mm×D350mm×H700mm | ||
熱源機(標準タイプ) | W480mm×D250mm×H750mm | |||
質量 | 燃料電池ユニット | 80kg(乾燥重量) | ||
熱源機(標準タイプ) | 42kg(乾燥重量) | |||
設置スペース | 奥行条件 | 995mm | 675mm | 500mm |
面積 | 約1.8m² | 約1.9m² | 約1.6m² | |
停電時出力 | 最大400W |
東京ガスと京セラは、世界最小サイズの家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファームミニ」の製品化に成功した。「エネファームミニ」は、「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」と「熱源機」で構成される。「燃料電池ユニット」は、京セラ、ダイニチ工業、パーパスが共同開発したものであり、「熱源機」はパーパス製となる。
エネファームは2009年に販売を開始し、まもなく全国で30万台を突破の見込みである。しかし、近年は販売台数が横ばいの状況である。国の目標である530万台の普及に向けては、隣接地境500mm程度の戸建住宅や集合住宅に設置可能な機器の小型化や、イニシャルコストの低減、一世帯あたりの電力需要量低下への対応が必要となった。そこで、定格発電出力の低出力化と、エアコン室外機と同等の大きさを実現し、これまで設置できなかったお客さまへの導入を目指して、エネファームミニを開発した。
世界最小サイズの高効率家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファームミニ」の燃料電池ユニットを共同開発し製品化しました。
世界最小サイズの高効率家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファームミニ」が、2020年度日本ガス協会「技術賞」を受賞しました。
情報提供:JPubb