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2020-04-03 00:00:00 更新

日本初の「都市型道の駅」を豊洲エリアの自社開発施設に整備 - 豊洲スマートシティを先導する次世代型交通結節点「豊洲MiCHiの駅」

日本初の「都市型道の駅」を豊洲エリアの自社開発施設に整備

~豊洲スマートシティを先導する次世代型交通結節点「豊洲MiCHiの駅」~

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  • 建築

2020.04.02

清水建設(株)<社長 井上和幸>は、2021年秋の開業に向け開発を進めている「(仮称)豊洲六丁目4-2・3街区プロジェクト」(東京都江東区)の開発街区内に、交通結節、来街者の憩い・休憩、情報発信、災害時対応の各機能を備えた日本初の“都市型道の駅”「豊洲MiCHiの駅」を整備します。併せて、当施設のオープンスペースを、次世代モビリティによる移動・物流サービスなど、最先端テクノロジーを活用した新規サービス事業の検証・実装の場として利用し、他企業とも連携しながら、豊洲エリアの新たな賑わいや価値づくり、新規ビジネスの創出につなげていく考えです。

豊洲六丁目4-2・3街区プロジェクトは、大規模賃貸オフィスビルと豊洲エリア最大規模のホテルを核とする総延床面積約12万m2の複合開発計画です。計画地は、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「市場前」駅と隣接し、オフィス棟とホテル棟の間に設ける交通広場には、都心と接続する東京BRT(バス高速輸送システム)、羽田・成田空港と接続する高速バスが乗り入れる予定です。

「豊洲MiCHiの駅」は、交通広場のバスターミナル機能を核として整備するもので、交通広場の上部を約1,700m2の大規模デッキで覆い、来街者の憩い・交流の場となるオープンスペースを設けます。このスペースを介して、「市場前」駅と晴海運河の水辺空間をつなぐ歩行者デッキも整備します。併せて、車いす利用者、視覚障がい者等を含む来街者をそれぞれに適した誘導方法により目的地まで快適に案内するスマートフォン対応の音声ナビゲーションシステムや、交通・防災情報をタイムリーに提供するデジタルサイネージを実装し、来街者の利便性の向上を図ります。また、まちの賑わい創出に寄与する飲食・物販機能として、モビリティビジネス・プラットフォーム事業を展開する(株)Mellowの移動型店舗サービスの導入も予定しています。

一方、当街区は、国土交通省が「スマートシティ先行モデルプロジェクト」の一つに選定した「豊洲スマートシティ」のエリア内に位置していることから、スマートシティ化に向けた取り組みとして、当街区および周辺エリアを対象に、フィジカル(現実)空間とサイバー(仮想)空間を融合させた「都市デジタルツイン」を構築する予定です。具体的には、都市インフラや地盤、建物などの三次元デジタルデータに、カメラやセンサー群が収集した交通や人流、物流、エネルギー、環境等のモニタリングデータをリアルタイムに反映させることで、サイバー空間上にフィジカル空間とリンクした動的な仮想モデルを構築します。この仮想モデルを利用したシミュレーションにより、施設運営や次世代型モビリティサービス等の効果検証を行うことで、施設利便性の高度化、新規サービス事業開発の加速化を図ります。

当社は今後、当街区を豊洲スマートシティの推進拠点と位置づけ、快適で活力に満ちたQOL (Quality of Life)の高いまちづくりに向けた取り組みを進めるとともに、その成果を全国の都市再生・地方創生プロジェクト等に展開していく考えです。

以上

≪参 考≫

「(仮称)豊洲六丁目4-2・3街区プロジェクト」の計画概要

所在地 東京都江東区豊洲六丁目4番
オフィス棟(4-2街区)ホテル棟(4-3街区)
敷地面積約16,110m2約 8,340m2
用途オフィス、店舗、駐車場、交通広場ホテル、店舗、駐車場
構造・規模鉄骨造(免震構造)
地上12階、塔屋1階
鉄骨造
地上14階、塔屋1階
延床面積約89,100m2約32,300m2
事業主清水建設株式会社
設計施工清水建設株式会社
工期2019年4月~2021年8月

<計画地周辺図>

<オフィス棟(4-2街区)>

企業がフレキシブルに新しいワークプレイスを創造できる1フロア約2,000坪の国内最大級のオフィス空間を有する大規模賃貸オフィスビル。研究開発施設やスタジオなど特殊な用途に応えられるフロアも用意し、多様な人々が交流し、斬新なアイデアやイノベーションの創出につながる環境を提供します。

<ホテル棟(4-3街区)>

(株)共立メンテナンスが運営するアーバンリゾートホテル「ラビスタ東京ベイ」(582室)が入居。最上階には大浴場、エステ、プール、アスレチック施設を備え、今後増加が見込まれる豊洲エリアでの観光・ビジネス客の宿泊需要に対応したエリア最大規模のホテルを開発します。

“都市型道の駅”

国土交通省・社会資本整備審議会道路分科会の建議(2017年8月)の中で、「道路占用・空間のオープン化」に向けた施策として示された道路施設・空間コンセプト。同建議には、「都市部では人を中心に据えながら、低速モビリティや自動運転等の交通拠点機能や防災機能等を併せ持つ空間や、歩く人のための施設など、新たな都市型の道の駅とも言うべき空間の創出についても検討すべき」と記載。

「豊洲MiCHiの駅」の整備イメージ

ホテル棟(左)とオフィス棟(右)の間にバスターミナルを配置。
その上部の屋外デッキスペースと、建物内部に配した歩行者デッキにより、市場前駅と晴海運河をつなぐ回遊空間を形成

交通広場上部のオープンデッキスペース

<導入機能>

拠点とネットワーク 歩行者や自転車を含む多様な地域交通ネットワーク形成
交通結節機能 鉄道、バス、タクシーなどの公共交通
パーソナルモビリティやシェアサイクル
憩い・休憩機能 東京BRT、空港直結高速バス利用者等のための待合
地域と連携した社会参画、交流、賑わいの場
情報発信機能 観光や実証実験、災害対応などの情報発信
地域と連携したデジタルサイネージ
災害時対応機能

帰宅困難者待機スペース、防災備蓄倉庫、災害情報提供
CGS導入による非常時のエネルギー供給、V2B

<ロゴマーク>

ii デジタルツインと当社アイマークをイメージ
C 豊洲への当社の思い(Cordial Contribution,Collaboration,Coordination)を表現
MiCHi
  • カラーリングは、シミズカラーを表現
  • アルファベット表記により、「道×未知=美地」へのイメージ拡張を企図
  • 豊洲の来の恵が集まり、しいまちを創る

高精度音声ナビゲーションシステム「インクルーシブ・ナビ」

清水建設が開発したバリアフリーナビゲーションシステム。利用に際しては、スマートフォンに予めダウンロードしたナビゲーション用のアプリを起動し、対話やメニュー検索などにより目的地を設定します。具体的には、一般歩行者、車いす利用者、ベビーカー利用者、視覚障がい者といった属性を設定した後、目的地が決まると音声と地図によるナビゲーションが始まります。

(株)Mellowについて

自動車の機動力を生かして「必要なサービスを」「必要な時に」「必要な場所へ」届けるモビリティビジネス・プラットフォーム事業を展開するスタートアップ企業。「豊洲MiCHiの駅」では、施設内に設けた「停留所」で飲食、物販など移動型店舗による多様なサービスを提供する「SHOP STOP(仮称)」事業を展開予定。

豊洲スマートシティ

豊洲エリアは、2019年5月に国土交通省スマートシティモデル事業において、先行モデルプロジェクトに選定され、同年11月に「豊洲スマートシティ連絡会」「豊洲スマートシティ推進協議会」が設立されました。清水建設は幹事企業の1社として、地方公共団体や豊洲関連企業、技術提供企業と連携しながら、まちの課題解決に向けた取り組みの検討を進めています。

「都市デジタルツイン」の活用イメージ

サイバー空間の基盤となる建設DXプラットフォームの構築については、当社関連会社のプロパティデータバンク(株)が協力

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