2020 年 3 月 27 日
丸紅株式会社
英国シージャックス社 秋田県秋田港及び能代港における洋上風力発電所向け基礎据付契約締結
及び洋上風力据付船の導入について丸紅株式会社(以下、「丸紅」)が株式会社INCJ、株式会社商船三井と共同出資する英国洋上風力据付大手Seajacks International Limited(以下、「シージャックス社」)は、100%子会社であるシージャックス・ジャパン株式会社を通じて、丸紅が出資する国内初の商業ベースでの着床式大型洋上風力発電事業である、秋田県秋田港及び能代港における洋上風力発電所向けの基礎据付契約を、鹿島建設株式会社と2020 年 3 月 23 日に締結しました。本契約はシージャックス社にとって日本における第一号案件となり、保有する大型洋上風力据付船Zaratan 号にて、2021 年より日本で初めてとなる大型洋上風力据付船による据付工事を行う予定です。
シージャックス社は、世界最大級の洋上風力据付船を含む5 隻の据付船を保有しており、これまでに欧州を中心に450 基以上の洋上風力タービンの据付実績を有しています。アジアでは 2018 年に、台湾初の商業ベースでの大型洋上風力発電事業であるFormosa1 Phase2 洋上風力発電所(120MW)向けのタービン据付用船契約を締結し、2019 年に工事を無事に完了しました。また同じく 2019 年に、台湾 Formosa 2 洋上風力発電所(376MW)向けタービン据付用船契約(2021 年据付開始予定)、台湾 Greater Changhua 洋上風力発電所(888MW)向けタービン据付用船契約(2022 年据付開始予定)を相次いで受注しました。シージャックス社は、洋上風力据付案件に積極的に取り組むことで、サプライチェーンの観点からも、欧州に続き日本・アジアにおける洋上風力市場の成長に貢献していきます。
丸紅は海外で累計112.4GW 超の発電所建設実績を有し、世界 19 カ国にて持分容量 12.5GW 超の発電資産を保有・運営しています。再生可能エネルギー分野において、洋上風力発電は大容量且つ高効率の発電方式として欧州・アジア・米国を中心に更なる市場拡大が見込まれており、丸紅は、事業への参画・運営からシージャックス社の洋上風力据付船による据付工事に至るバリューチェーンにおいて、積極的に事業展開していきます。
丸紅はサステナビリティ推進の一環として、世界の気候変動対策への取組みに貢献すべく、2018 年 9 月に発表した石炭火力発電事業及び再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針に基づき、今後も積極的に再生可能エネルギー発電事業の開発を推進していきます。
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https://www.marubeni.com/jp/news/2020/release/2020032701J.pdf