2020年3月6日
シナネン株式会社
微風でも効率的に発電可能なマイクロ風車による発電事業に参入
2020年2月にSinagy Revo株式会社を設立法人向けエネルギーソリューションを提供するシナネン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三枝木 俊美、以下 シナネン)は、微風でも効率的に発電可能で高い静音性のマイクロ風車を開発した再生可能エネルギー事業を展開するグローバルエナジー株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役:鈴木 政彦、以下 グローバルエナジー)と協業し、マイクロ風力発電事業に参入いたします。
そして、2020年2月にSinagy Revo株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:進藤 裕司、以下 Sinagy Revo)を設立し、マイクロ風車搭載製品の開発・製造・設計・販売・保守・メンテナンス事業を展開してまいります。
従来の日本国内の小型・マイクロ風力発電は太陽光発電と並び再生可能エネルギーの中心として大きく期待されておりましたが、ブレードの重さ、素材、形状等が原因とされる騒音問題や度重なる事故等、多くの課題を抱えておりました。特にマイクロ風車の市場では、自家発電が求められる設置場所でのニーズが高いものの、これらの問題の解決に向けた研究開発に長い時間を要しました。このような背景の中、創業以来継続して風車の研究開発に力を注いできたグローバルエナジーは、試行錯誤の結果、平均風速およそ1m/秒の微風で回転し、平均風速およそ2m/秒で発電可能なマイクロ風車の開発に成功しました。
世界的な潮流として、従来の化石由来のエネルギーから持続可能な開発を意識した環境に配慮した再生可能エネルギーへの期待が高まる中、シナネンも新たな再生可能エネルギー事業に注力しており、グローバルエナジーが開発したマイクロ風車における国内外の新たな風車発電市場の潜在性に着目し、今回の協業にいたりました。
グローバルエナジーが開発したマイクロ風車の最大の特徴は、剛性を兼ね揃えた超軽量ブレード(羽)と、効率的に発電できる特殊な形状にあります。これにより、開発が困難だった風車自体の軽量化と高い発電効率、そして安全性の確保が同時に実現可能となりました。シナネンが新たに設立するSinagy Revoでは、この画期的なマイクロ風車を搭載した製品ラインナップとして、ポール型完全独立電源装置と屋上用風力発電装置を開発・販売を行っていきます。
ポール型完全独立電源装置は、防犯カメラ、LED照明、WiFiを始めとする通信装置、小型蓄電池を搭載し、昨今注目されている災害時の電源インフラとしての活用が期待できます。具体的には全国約75,000か所の避難場所に設置する事で、停電時の夜間照明の確保はもちろん、災害時の安否確認に必要不可欠な通信ネットワークと電源の提供により、避難される方の安心安全に寄与できます。また防犯カメラと通信ネットワークの利用により、スマホやPCで避難所の状況確認ができるため、自治体の防災体制の効率化にもご活用いただけます。
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https://ssl4.eir-parts.net/doc/8132/ir_material10/135001/00.pdf