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2020年1月31日
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、 テイ・エス テック新本社ビル(埼玉県朝霞市)における “普及型ZEBオフィス” の取組みが評価され、2019年度「省エネ大賞(省エネ事例部門)」で経済産業大臣賞を受賞し、1⽉29⽇に東京ビッグサイトで行われた表彰式にて表彰されました。
受賞者一覧:https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner19/index.html
※ | テイ・エス テック株式会社と連名で受賞しています。 |
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本取組みでは、国内の大半を占める中小規模ビルのZEB(ゼロエネルギービル)化を、特別な開発技術や高い費用をかけず、汎用技術による設計と運用で経済的に可能とすることを実証した点が評価されました。
“ZEBをもっと身近に”をテーマに、ZEBの普及と定着に広く貢献できるビルを目標に設定し、ZEB実現の課題であるコストの克服をはじめ、以下の4つのコンセプトを掲げZEB化を計画しています。
①快適性: | 採光・眺望・開放感と高断熱性能をそなえた建築計画で快適性と省エネ性を両立 |
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②経済性: | 外皮負荷・内部発熱の低減により、必要な空調・電気設備を最小化し設備投資費用を削減 |
③汎用性: | どのビルにも展開可能なよう、特別な開発技術を用いず汎用技術のみでビルシステムを構成 |
④簡便性: | エネ運用が確実に継続されるよう、ビルユーザーは無意識に省エネができ同時にエコ意識も誘発 |
本取組みにより、一般ビル以下の建築費でZEBを実現するとともに、年間一次エネルギー消費量の実績(2018年4月~2019年3月)において基準ビル比で86.9%削減し(BEI=0.14)、実績ベースにおいてもNearly ZEB※を達成しています。
※ | Nearly ZEB:基準一次エネルギー消費量から75%以上の削減かつ再生可能エネルギーを除き50%以上の削減 (BEI=0.25以下がNearly ZEB。BEI=Building Energy Index) |
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竹中工務店は、ZEBの普及拡大を通じて、お客様のSDGsへの取組みに貢献するとともに、まちづくり総合エンジニアリング企業として、地域社会の基盤であるエネルギーの課題を解決することで、持続可能なまちづくりの実現に役立てていきます。
普及型ZEBオフィスを支える主な要素技術 |
建築主 | テイ・エス テック株式会社 |
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建物用途 | 事務所 |
建築地 | 埼玉県朝霞市 |
規模/構造 | 地上3階・棟屋1階 鉄骨造 |
延床面積 | 3,727m2 |
設計・施工 | 竹中工務店 |
工事期間 (新築建屋部分) | 2017年5月~2018年3月 |
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情報提供:JPubb