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令和元年12月13日
総合政策
この記事を印刷 環境省は、13日、「(仮称)あわら沖洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」(中部電力株式会社、北陸電力株式会社及び株式会社OSCF)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、福井県あわら市の地先の海域において、最大で総出力200,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)風力発電設備を住居から離隔すること等により、風車の影による生活環境の影響を回避又は極力低減すること、(2)風力発電設備への衝突事故及び移動経路の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である中部電力株式会社、北陸電力株式会社及び株式会社OSCFに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
・事業者 中部電力株式会社、北陸電力株式会社及び株式会社OSCF
・事業位置 福井県あわら市の地先の海域(事業実施想定区域面積 約1,713ha)
・出力 最大200,000kW(8,000kW~12,000kW×最大20基)
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・令和元年10月29日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・令和元年12月13日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
情報提供:JPubb