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減農薬を目指す「赤色LEDによるアザミウマ類防除マニュアル」を公開
( 資料提供 )
減農薬を目指す「赤色LEDによるアザミウマ類防除マニュアル」を公開
減農薬を目指す「赤色LEDによるアザミウマ類防除マニュアル」を公開
1 要旨 静岡県農林技術研究所は、(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所、(株)光波(本社:東京都練馬区)、農業・食品産業技術総合研究機構野菜花き研究部門と共同で、施設栽培ナス、メロンなどに赤色LED光(波長640~660nm)を照射することで、害虫であるミナミキイロアザミウマに対して高い防除効果を示す技術を開発し、今回、農業者向けの「赤色LEDによるアザミウマ類防除マニュアル」を作成しました。 2 概要 農業生産現場では、殺虫剤を繰り返し使用した結果、殺虫剤の効かない害虫が出現し、新しい防除技術の開発など、その対策が求められてきました。 当研究グループは、日中に赤色LED光を作物の葉に照射すると、ミナミキイロアザミウマの成虫が作物に近づく行動が抑制されることを明らかにし、減農薬にもつながる重要害虫のアザミウマ類の新たな防除技術を開発しました。 静岡県は、この成虫の行動を抑制する技術について、大阪府立環境農林水産総合研究所と共同で特許を取得しました(第6540944号)。今後、共同研究者の(株)光波が、これを応用した新規害虫防除資材“赤色LED防除装置”を開発し、販売する予定です。
今回作成したマニュアルは、赤色LED照射によるアザミウマ類の防除のしくみと赤色LED防除装置の導入や利用に関する手引きを記載しています。
詳細は以下のURLから確認することができます。 なお、本マニュアルは、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」(管理法人:農研機構生研支援センター)の研究成果を活用しています。
※この装置に使われている赤色の光はヒトには無害です。
提供日 | 2019年11月25日 | 担 当 | 経済産業部 農林技術研究所 | 連絡先 | 企画調整部 TEL 0538-36-1553
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