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2019-10-15 00:00:00 更新

インドネシアにおいて小型地熱発電設備「Geoportable™」を受注

インドネシアにおいて小型地熱発電設備「Geoportable™」を受注

プレスリリース

再生可能エネルギー

受注・納入

2019年10月15日

東芝エネルギーシステムズ株式会社

当社は、インドネシアの電力会社であるPT Geo Dipa Energi (Persero)(以下、GDE社)が計画するジャワ島中部のディエン小型地熱発電所向けに、同国大手のEPC事業者であるPT Inti Karya Persada Tehnik(略称、IKPT社)から地熱発電用の蒸気タービン・発電機1セットを受注し、設計・製造に着手しました。2021年3月に運転が開始される予定です。

ディエン小型地熱発電所は、GDE社が2002年から商業運転を開始しているディエン地熱発電所1号機が立地するディエン高原内に新たに建設される10MWの地熱発電所です。当社は、この発電所向けに小型地熱発電設備「Geoportable™」を納入します。

「Geoportable™」は、1~20MW級の小規模な地熱発電向けに当社が開発した地熱発電システムです。洗練されたデザインで、耐腐食性の高い材料技術や、高性能化を実現するタービン蒸気通路部の設計などの先進的技術を採用しています。小型のため従来の発電設備では設置が困難であった限られた敷地にも設置することができ、地熱資源の有効活用が可能となります。さらに、標準化された機器をスキッド上に組み上げることによって、工場での製造期間や現地での据付期間を短縮することができます。今回、これらの「Geoportable™」の特長が高く評価され契約に至りました。

インドネシアは、約29,500MW相当の地熱資源量を有する世界第2位の地熱資源国と言われ、同国の「電力供給総合計画2019~2028年」においては、2028年までに約4,600MW相当の地熱発電所を新規に開発すると計画されています。さらに、同国の多くの島々では、現在、ディーゼル発電機が多用されていますが、その代替として軽油などの温室効果ガスを排出する化石燃料が不要で、かつ設置も比較的容易なコンパクトな小型地熱への期待も高まっています。

当社は、既にインドネシアにおいて、同国最大の地熱発電所であるサルーラ地熱発電所や、パトハ地熱発電所1号機向けに累計239MW相当の大型の地熱発電設備も納入しており、インドネシアの電力の安定供給に貢献しています。
今後も、1MWから200MWにわたる、小型から大型までの幅広い製品ラインアップをベースに、顧客ニーズに応じた最適な製品・ソリューションを提供するとともに、持続可能な社会の実現に不可欠なクリーンエネルギーのさらなる普及に向けて国内外で地熱発電事業を展開していきます。

注 スキッド:それぞれの機器を一体化して輸送しやすくするための土台のこと

プロジェクト概要

発電所名ディエン小型地熱発電所
オーナー名PT Geo Dipa Energi (Persero)社
EPC契約者PT Inti Karya Persada Tehnik (IKPT)社
所在地インドネシア共和国ジャワ島中部ジャワ州ウォノソボ県ディエン高原
当社供給範囲小型地熱発電用の蒸気タービン及び発電機「Geoportable™」10MW 1セット
運転開始時期2021年3月(予定)

当社の再生可能エネルギー事業についてはこちらをご覧ください。

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