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「(仮称)パシフィコ・エナジー遠州灘洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」に関する知事意見
( 資料提供 )
「(仮称)パシフィコ・エナジー遠州灘洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」に関する知事意見
「(仮称)パシフィコ・エナジー遠州灘洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」に関する知事意見を述べました。 | 令和元年5月31日付けで事業者から送付のあった「(仮称)パシフィコ・エナジー遠州灘洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」について、静岡県環境影響評価審査会からの答申を踏まえ、8月8日に事業者に対して知事意見を述べるとともに経済産業大臣に送付しました。1 事業概要 区分 | 内容 | 事業名 | (仮称)パシフィコ・エナジー遠州灘洋上風力発電事業 | 事業者 | パシフィコ・エナジー株式会社(東京都港区六本木3-2-1) | 事業内容 | 洋上風力発電所の設置 最大発電出力65万kW(法第1種事業(出力1万kW以上)に該当)) | 事業実施 予定地 | 御前崎市、掛川市、袋井市の沿岸域及び沖合 約21,932ha (延長約30km、沿岸から沖合へ約10kmの範囲)) | 施設の概要 | 定 格 出 力: 5,000~12,000kW 設 置 基 数: 最大130基(5,000kWの場合) 高 さ: 154~260m | 2 知事意見の概要(1) 全般的事項 ・本事業の環境影響評価を実施するに当たっては、最新の知見、先行事例や専門家の助言を取り入れて、調査、予測及び評価を行うこと。 ・想定区域における既利用者(漁業、船舶等)及び住民に事業内容や、事業が利用に及ぼす影響を説明し、意見を聴取の上、事業計画を検討すること。
(2) 個別事項(抄) 項目 | 主な内容 | 騒音 超低周波音 風車の影 | ・想定区域の北側2.2kmには、住居、学校等の環境保全について特に配慮が必要な施設が多数存在し、騒音、超低周波音及び風車の影による人の健康及び生活環境への影響が懸念されることから、これらについて調査、予測及び評価を実施すること。 | 地形、地質 及び地盤 | ・南海トラフ地震による設備の倒壊が懸念されることから、想定区域の地形、地質及び地盤について調査、予測及び評価を実施すること。 | 動物 | ・騒音、振動、海水の濁り及び海況(海流の方向、流速、水温等をいう。以下同じ。)の変化や照明により、アカウミガメの生息、上陸、産卵への影響が懸念されることから、これらについて調査、予測及び評価を実施すること。 ・バードストライク、生息地の放棄、移動の障壁など鳥類への影響が懸念されることから、専門家に意見を求めた上で、調査、予測及び評価を実施すること。 | 生態系 | ・海況が変化し、海況に依存する動植物の生態系への影響が懸念されることから、調査、予測及び評価を実施すること。 | 景観 | ・主要な眺望点からの景観に圧迫感を与えるなど、景観への影響が懸念されることから、主要な眺望点からの景観をフォトモンタージュ等により調査、予測及び評価を実施すること。 | 自然との触れ合い | ・御前崎市の海岸は、ウィンドサーフィンの全国大会が開催されるなど、日本有数のマリンスポーツの場である。発電設備の設置による海流の変化等により、サーフィン、ウィンドサーフィン等の海域の利用への影響が懸念されることから、想定区域とその周辺の海流の変化について、調査、予測及び評価を実施すること。 | 3 今後の予定 ・事業者は環境影響評価方法書を作成し、経済産業大臣及び県に提出する。 ・県は、方法書を受理した場合、当該方法書に関する知事意見を経済産業大臣に送付することとなる。
提供日 | 2019年8月13日 | 担 当 | くらし・環境部 環境局生活環境課 | 連絡先 | 環境影響評価班 TEL 054-221-2268
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