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令和元年6月21日
総合政策
この記事を印刷 環境省は、21日、「(仮称)江差風力発電事業環境影響評価準備書」(江差ウインドパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道檜山郡江差町において、既設の定格出力750kWの風力発電設備28基(総出力21,000kW)について、既設の風力発電設備を全て撤去し、総出力は増加させずに、定格出力3,400kWの風力発電設備7基に削減する更新計画である。
環境大臣意見では、(1) バードストライク調査等の事後調査を適切に実施し、接触等の影響が認められた場合は、専門家等の助言を踏まえて追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業と
しており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に
対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
本件は、「(仮称)江差風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出する
ものである。
今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環
境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備とし
て、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの
考え方を取りまとめた文書。
・事業者 江差ウインドパワー株式会社
・事業位置 北海道檜山郡江差町(対象事業実施区域面積 約149ha)
・出力 最大21,000kW(3,400kW級×7基)
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・縦覧 平成29年3月28日~平成29年4月27日(住民意見4件※)
・北海道知事意見提出 平成29年6月7日
・環境大臣意見提出 平成29年6月2日
【方法書の手続】
・縦覧 平成29年8月15日~平成29年9月14日(住民意見2件※)
・北海道知事意見提出 平成29年12月25日
・経済産業大臣勧告 平成30年2月9日
【準備書の手続】
・縦覧 平成30年12月27日~平成31年1月25日(住民意見1件※)
・北海道知事意見提出 令和元年6月7日
・環境大臣意見提出 令和元年6月21日
※環境の保全の見地からの意見の件数
情報提供:JPubb