プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2019-05-21 00:00:00 更新

充放電サイクルの回数制限がない 15年保証*¹の長寿命蓄電システム「KPAC-Bシリーズ」を発売―効率的で省エネな電気の有効活用に貢献し、停電時の「安心」を提供―

充放電サイクルの回数制限がない 15年保証*¹の長寿命蓄電システム「KPAC-Bシリーズ」を発売―効率的で省エネな電気の有効活用に貢献し、停電時の「安心」を提供―

  • 2019年05月21日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO:山田義仁)は、1日の充電・放電の回数制限がなく、15年保証で長寿命な住・産共用フレキシブル蓄電システム「KPAC-Bシリーズ」を、2019年6月より発売します。1日に何回でも蓄電池に電気をためて使えることで、エネルギーの有効活用を実現し、自然災害などによる停電時にも電気を使用できる「安心」を提供します。

商品名形式発売時期(予定)販売目標(3年間累計)
住・産共用フレキシブル
蓄電システム
KPAC-B25(一般タイプ)2019年6月27,000台
KPAC-B25‐S(重塩害対応タイプ)

(価格はすべてオープン価格)

<製品の外観>

左から、蓄電池ユニット、パワーコンディショナ、蓄電システム用ゲートウェイ


このリリースの画像:
http://www.jpubb.com/press/image.php?image=1451924

太陽光発電システムは、これまで固定価格買取制度(FIT制度)などを背景に、発電した電力の余剰分を電力会社へ売電する用途が主流でした。しかし、近年の固定買取価格の下落や電気料金の高騰に加え、2019年にFIT制度期間の終了対象者が約56万件*²発生することを皮切りに、今後、蓄電システムを使用した自家消費による電気の有効活用が活発になると想定されます。また、自然災害や送電線の断線・設備の故障による停電は毎月で平均30件以上発生*³しており、電気を貯めておくことで停電に備えることができる蓄電システムのニーズはより一層高まっています。

「KPAC-Bシリーズ」は、こうした自家消費のニーズに応えるため、1日に複数サイクル充放電することを可能にしました。昼間は太陽光で発電した電力を、また夜間は安価な夜間電力を蓄電することで、自家消費の促進と昼夜料金差のメリットが享受でき、経済的で省エネなエネルギーの有効利用に貢献します。また、VPP*⁴市場といった将来の電力取引にも対応できるクラウド対応型蓄電システムで、15年の長期間の保証により、長く活躍できる蓄電システムです。さらに、地震が起きても壊れにくい耐震クラスS*⁵で、万一の停電にも非常用電源として安心して備えることを可能にします。

<主な特長>

1.繰り返し充放電しても15年保証の長寿命

長寿命設計の蓄電池の搭載により、1日に何度も繰り返し充電・放電をしても、15年後でもSOH*670%を保証、安心して長くお使いいただけます。例えば、太陽光発電の余り分を充電し、夕方の自家消費に活用。さらに安価な夜間電力で充電し、朝の消費に活用するなど、1日2サイクル以上の充放電で、効率的に電気の使用が可能です。

2.クラウド接続で蓄電システムの状態を遠隔見守り

蓄電池は蓄電システム用ゲートウェイによりクラウド接続し、遠隔モニタリングサービスをご利用いただくことで、24時間スマートフォンやパソコンで蓄電池の動作状態の確認や設定が可能*⁷。異常時にはメールでお知らせし、万一の故障時も迅速に対処できます。また、クラウド接続により、今後本格化するVPPなど分散型電源システムの市場においても柔軟な対応が可能です。

3.万一の停電用に非常用電源として機能

停電時には蓄電池への自動切換により給電が再開されるため、万一の災害の備えや計画停電の対策になります。置き場所に困らないコンパクト設計の屋内設置のため、水害などで床下浸水が起きても水没しません。パワコンも壁掛け設置ができるため、屋外でも水没リスクを低減できます。また、耐震クラスSで、地震などの災害で様々な外的トラブルが起きても壊れにくいよう、JISなどの多様な安全規格に対応した厳しい試験をクリアしています。

4.柔軟な設置性と容易な施工性

既に太陽光発電システムを導入されている戸建て住宅などにもシステム変更なしで、簡単に後付けができる柔軟な設置性。小型軽量な蓄電池はクレーン搬入や基礎工事が不要で、パワコンは従来機種と施工性を統一したため設置時の工数・工費も削減します。また、重塩害対応タイプ*⁸もラインナップし、海岸沿いなどへの施工も可能です。

*¹ 15年保証:蓄電池ユニット、パワーコンディショナの15年保証を受けるためには、無償の遠隔モニタリングサービスを申し込み頂く必要があります(遠隔モニタリングサービスの申し込みがない場合は10年保証)。また蓄電システム用ゲートウェイは10年保証となります。

*² 56万件:太陽光発電協会調べ(2015年)

*³ 30件以上:各電力会社の停電情報より(2018年)

*⁴ VPP:Virtual Power Plantの略。点在する小規模な再エネ発電や蓄電池、燃料電池等の設備と、電力の需要を管理するネットワーク・システムをまとめて制御すること。

*⁵ 耐震クラスS:「建築設備耐震設計・施工指針(2014年度版)」・「鋼構造計算基準」引用、準拠

*⁶ SOH:States Of Healthの略で電池容量維持率を意味します。

*⁷ 遠隔モニタリングサービス:申し込みは商品出荷時から、サービスのご提供は7月末からを予定しています。

*⁸ 重塩害対応タイプ:海岸から500m以内で、直接、海水しぶきがかからない場所なら設置できます。

<主な製品仕様>

蓄電池ユニット

項目仕様
形式KP-BU42-A
種類リチウムイオン電池
蓄電池容量4.2kWh(実効容量:4.0kWh)
電圧範囲DC120~210V
充電回復時間約2.5時間(25℃ 満充電まで)
設置環境屋内設置
使用周囲温度-10~40℃(ただし結露および氷結なきこと)*
使用周囲湿度25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと)
外形寸法(横×高さ×奥行き)530×455×215mm
質量約62kg
冷却方式自然空冷
ケース材質金属ケース
ケース外装色トップカバー:白、側面板版:白、ボトムプレート:白
取付け方式・方法壁面に床置き・ネジ止め

注)使用周囲温度範囲内であっても、蓄電池保護のため、充放電を抑制することがあります。

パワーコンディショナ

形式KPAC-B25KPAC-B25-S
タイプ一般タイプ重塩害対応タイプ
直流入力定格入出力電圧DC192V
入出力数1入出力
運転可能電圧範囲DC120~210V
交流出力定格容量2.5kW
定格電圧AC202V(AC101V、2相)
電力変換効率95.0%
絶縁方式非絶縁トランスレス方式
電気方式連系運転時単相2線式(単相3線式配電線に接続)
自立運転時単相2線式
自立運転時の定格容量/定格電圧2.0kVA/AC101V
設置環境海岸および汽水域から500mを超える屋外設置*屋外設置*
使用周囲温度-20~50℃(ただし結露および氷結なきこと)
使用周囲湿度25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと)
外形寸法(横×高さ×奥行き)650×493×222mm(取付ベース板を含む)
質量約29kg(配線・配管などを除く)
冷却方式自然空冷
ケース材質金属ケース
ケース外装色フロント:シルバーメタリック、サイド:グレー
取付け方式・方法壁掛け方式・ネジ止め
保護構造IP55IP65

注)海水の波しぶきが直接かからない場所、直射日光が当たらない場所、揮発性、可燃性、腐食性およびその他の煙、ガスにさらされない場所等に設置してください。

蓄電システム用ゲートウェイ

形式KP-GWBT-A
接続台数蓄電システム用パワーコンディショナ1台
通信方式有線LAN(100Base-TX)
表示部モノクロLCD(16文字×2行)
操作方法操作スイッチ4個、リセットスイッチ
又は遠隔モニタリングサービス使用
外部インターフェイスLANポート
USBコネクタ(TypeA)
32GBまでのUSB2.0準拠のUSBメモリ
通信プロトコルECHONET Lite規格適合性認証*
(Appendix ECHONET 機器オブジェクト 詳細規定 Release J)
ECHONET Lite AIF仕様適合性認証*
(蓄電池・HEMSコントローラ間 Ver.1.10)
外形寸法(横×高さ×奥行き)75×120×29.5mm
動作電源蓄電システム用パワーコンディショナより給電
設置環境屋内設置
使用温度範囲-20~+50℃(ただし結露および氷結なきこと)
使用湿度範囲25~95%RH(ただし結露および氷結なきこと)
質量約140g
取付方法壁取付(隠ぺい配線、露出配線に対応)
保護構造IP20相当
ケース材質PC+ABS
ケース外装色
遠隔モニタリングサービス遠隔モニタリング、遠隔設定、異常時メール送信

注)ECHONET Lite対応機器とは、一般社団法人エコーネットコンソーシアムが発行したECHONET Lite規格およびアプリケーション通信インターフェース仕様(ECHONET Lite AIF仕様)に準拠した機器です。 ECHONET Lite、ECHONET Lite AIF、ECHONETロゴマークは、一般社団法人エコーネットコンソーシアムの登録商標です。

注)仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります。

当社は、低圧から高圧までをサポートする太陽光発電用パワーコンディショナのラインナップと蓄電池をはじめとするエネルギー関連製品を品揃えし、関連会社のオムロンフィールドエンジニアリングの140拠点のアフターサービス網と連携しながら、住宅用及び公共・産業のエネルギー関連市場の普及に大きく貢献するとともに、エネルギーの変換技術と制御技術を用いて「ムダなく創る・上手にためる・かしこく使う」をサポートし、お客様のエネルギー効率の最大化と持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

オムロン株式会社について

オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約35,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供しています。詳細については、https://www.omron.co.jp/をご参照ください。

報道関係からのお問合せ先
オムロン株式会社 環境事業本部 マーケティング部
担当:岡村 翠
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL:075-344-8160 FAX:075-344-7088
事業に関するお問合せ先 /一般のお客様からのお問合せ先
オムロン株式会社 環境事業本部 マーケティング部
担当:北川 英隆/湊 惇朗
TEL:075-344-8160

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る