本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。
平成31年4月19日
総合政策
この記事を印刷 環境省は、19日、「(仮称)鹿児島県南九州市知覧町風力発電事業計画段階環境配慮書」(日立サステナブルエナジー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、鹿児島県南九州市において、最大で総出力23,000kWの風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1) 騒音等や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、(2) 風力発電設備への衝突事故及び移動経路の阻害等による、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3) 地元住民及び関係自治体の意見を踏まえ、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である日立サステナブルエナジー株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
・事業者 日立サステナブルエナジー株式会社
・事業位置 鹿児島県南九州市(事業実施想定区域面積 約2,200ha)
・出力 総発電出力23,000kW(最大10基程度)
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成31年3月5日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成31年4月19日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
情報提供:JPubb