2019 年 4 月 17 日
商工中金
広島食品工業団地で、食品残さからバイオマス発電を行う
株式会社食品ボイラーを金融面からサポート!商工中金は、事業性の判断が難しく、収益化に時間を要する分野に取り組む中小企業の皆さまを他の関係機関や地域金融機関と連携しながら、積極的にサポートしています。
商工中金(広島西部支店)は、株式会社食品ボイラー(本社:広島県広島市、代表者:佐々木 泰平氏)に対し、バイオマス発電装置の導入に必要な資金 2 千 4 百万円を融資しました。
株式会社食品ボイラーは、広島食品工業団地協同組合に所属する 8 社の共同出資により設立された企業です。同組合は、2011 年から共同排水処理施設で発生するメタンガスから得られる蒸気を組合員の食品工場に熱源として販売する等、重油使用量の削減と温室効果ガスの排出量抑制に取り組んできました。
今回、同社は、バイオマス発電装置の導入により、共同排水処理施設で発生するメタンガスの一部を組合から購入し、年間 29 万 Kw の発電を行います。食品残さを利用したバイオマス発電は全国でも事例が少なく、本件は経済産業省の再生可能エネルギー買取制度の認定を受けており、その全量を中国電力に売電します。また、残りのメタンガスは組合のボイラー燃料として利用します。
商工中金は、同社の取組みが、団地組合の活性化に貢献し、循環型社会に対応するものと評価し、本事業に必要な資金を融資しました。
商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまの「SDGs(持続可能な開発目標)」に貢献する取り組みを積極的にサポートしてまいります。
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