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平成31年3月19日
総合政策
この記事を印刷 環境省は、19日、「幌延風力発電事業更新計画計画段階環境配慮書」(幌延風力発電株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道天塩郡幌延町において、総出力21,000kWは変えずに、発電機の単機出力を上げ、基数を28基から6~11基に削減する更新計画である。
環境大臣意見では、(1) 風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、関係機関との協議・調整を踏まえた上で、実現可能な事業計画を検討し、併せて、国立公園の特別保護地区及び第一種特別地域の植生への影響を回避する措置についても十分検討を行うこと、(2) オジロワシ及びチュウヒ等の鳥類への重大な影響を回避するため、自主調査結果、関係団体及び専門家等からの助言を踏まえ、適切な予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること等を求めている。
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である幌延風力発電株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
・事業者 幌延風力発電株式会社
・事業位置 北海道天塩郡幌延町(事業実施想定区域面積 約70ha)
・出力 21,000kW(2,000~4,000kW級×6~11基)
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成31年2月4日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成31年3月19日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
情報提供:JPubb