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平成30年7月27日
総合政策
この記事を印刷 環境省は、27日、青森県で計画されている「(仮称)小田野沢風力発電事業更新計画に係る計画段階環境配慮書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、青森県下北郡東通村に設置済みの「ユーラス小田野沢ウインドファーム」において、風力発電設備の更新を行うことにより、最大で総出力12,900kWの風力発電設備を設置するものである。
環境大臣意見では、風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等による鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査を実施し、鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社ユーラスエナジーホールディングスに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
・事業者 株式会社ユーラスエナジーホールディングス
・事業位置 青森県下北郡東通村(事業実施想定区域面積 約176ha)
・出力 最大12,900kW(4,300kW級×3基程度)
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成30年6月12日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年7月27日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
情報提供:JPubb