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2017-10-25 00:00:00 更新

小型パッケージユニットを用いた水素ステーション建設のお知らせ

2017年10月25日
各 位
代表取締役社長 堀田 康之
千葉市美浜区中瀬一丁目10番1
東証1部 6498


小型パッケージユニットを用いた水素ステーション建設のお知らせ


キッツは、この度、長坂工場(山梨県北杜市)に、小型パッケージユニットを用いた水素ステーションを自家用設備として建設することを決定しました。


1.経緯
経済産業省のロードマップでは、2020年に160ヵ所、2025年に320ヵ所、2030年には 900ヵ所の水素ステーションを整備する計画となっておりますが、従来と同規模※1の水素ステーションでは、現在の車両普及台数に対し、建設コスト及び運営コストともに高額となることから、本格普及期に向けては、市場に適した規模の水素ステーションの建設が必要となります。
キッツは、従来よりも小規模な、小型パッケージユニット(圧縮機・蓄圧器ユニット)を用いた水素ステーション※2を長坂工場に建設するとともに、燃料電池自動車及び燃料電池フォークリフトを社用車として実際に活用し、運用の実証を行うことといたしました。これにより、今後のバルブ開発のための技術蓄積を行うとともに、将来的には、コンパクトで高機能、安価な小型パッケージユニットを市場へ提案することも視野に実証を進めてまいります。
なお、完成後は、同工場敷地内の LNG サテライト基地とともに、見学施設としても活用するなど、水素インフラの普及にも貢献してまいる所存です。
※1:1時間に燃料電池自動車6台を満タンにすることが可能な規模
※2:1時間に燃料電池自動車2台を満タンにすることが可能な規模


2.水素ステーション用バルブについて
キッツは、2012年7月より、燃料電池自動車等に、燃料となる水素ガスを供給する水素ステ ーション用バルブ市場に参入しております。2017年6月現在、日本国内の商用水素ステーション99ヵ所(2017年度計画分含む)の多くで、当社のバルブをご採用いただいておりますが、今回建設する小型パッケージユニットを用いた水素ステーションには、世界唯一となる100MPa クラスの水素ガスを封止させることが可能な自社製ボールバルブ※3を全面的に採用し、その高い性能と優位性を広く示すことにより、さらなるシェアの拡大につなげてまいります。
※3:キッツが開発した、流体温度の影響を受けにくい優れた封止性能と耐久性を有する、世界唯一の水素ステーション用超高圧ボールバルブ。ボールバルブは、ハンドルを90度回転させることで流体を止めたり流したりすることができるため操作性がよく、また、流路が直線であるため圧力損失が少ないという特徴を持つ。


3.水素ステーションの概要
名 称 : キッツ長坂工場 水素ステーション(自家用)
建設場所 : 株式会社キッツ 長坂工場(山梨県北杜市長坂町2040)
供給方式 : 圧縮機・蓄圧器パッケージユニットを用いたオフサイト供給方式
(ディスペンサーのパッケージ化も可能な拡張タイプ)
供給能力 : 55Nm3/h(1時間に燃料電池自動車2台を満タンにすることが可能)
充填圧力 : 燃料電池自動車用…70MPa(JPEC-S0003-2014)
燃料電池フォークリフト用…35MPa
構成機器 : 油圧駆動式ブースター型圧縮機
複合蓄圧器(TYPE Ⅲ)
70MPa/35MPa アイランドタイプ ダブルディスペンサー 等
施 工 : 株式会社チヨダセキュリティーサービス
竣工予定 : 2018年3月


4.本件に対するお問い合わせ先
バルブ事業統括本部 プロダクトマネジメントセンター
CLESTEC(クレステック)事業推進部
TEL:043-299-1765


【水素ステーション用ボールバルブ】
【長坂工場 水素ステーション(イメージ)】


以 上

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