平成28 年 8 月 18 日
各 位
会社名 国際石油開発帝石株式会社
代表者名 代表取締役社長 北村 俊昭
(コード番号 1605 東証第一部)
問合せ先 広報・IR ユニットジェネラルマネージャー 細野 宗宏
電話番号 03-5572-0233
日産化学工業㈱への天然ガス供給開始について
―天然ガス輸送パイプライン(富山ライン)の一部供用開始― 国際石油開発帝石株式会社(東京都港区。以下、当社)は、新潟県糸魚川市と富山県富山市を結ぶ天然ガス輸送パイプライン(富山ライン)を通じて、日産化学工業株式会社の富山工場(富山県富山市。以下、日産化学)へ天然ガスの供給を開始いたしましたので、お知らせいたします。
富山ラインは、ライン沿線の大口の需要家に対して、当社が新潟県上越市に建設した直江津LNG 基地から送出する LNG 気化ガスなどの天然ガスを供給する全長約 103km の天然ガス輸送パイプラインです。
当社は、2012 年 4 月に富山ラインの建設工事に着手しました。建設工事に際しては、地域の皆様のご理解を頂きながら安全の確保を最優先に建設工事を進めて参りましたところ、2016 年6 月に建設工事が完了し供用開始前の各種点検などを経て、今般、富山ラインの一部供用が開始し、日産化学への天然ガスの供給開始に至りました。
富山ラインの一部供用開始により、日産化学への天然ガスの長期安定的かつ効率的な供給が実現すると共に、パイプライン沿線の潜在需要家への天然ガスの長期安定的かつ効率的な供給も期待されます。当社は、引き続き、富山ライン全体の供用開始に向けて、各種準備を進めてまいります。
当社は、今後も環境に優しい天然ガスのより一層の普及促進を通じて、環境負荷低減や地域経済の発展に貢献するとともに、INPEX中長期ビジョンに掲げた成長目標の一つである「ガスサプライチェーンの強化」に積極的に取り組み、天然ガスをより多くの皆様に安心してお使い頂けるよう努めてまいります。
以上
※参考情報
富山ラインの概要
呼称: 富山ライン
区間: 新潟県糸魚川市(新青海ライン終点)~富山県富山市
距離: 約 103km
仕様: 設計圧力 7MPa、管径 20 インチ(508mm)
富山ラインに関するこれまでの経緯と今後の予定
2010(平成 22)年 10 月 12 日 事業化に向けた詳細調査開始を発表
2011(平成 23)年 5 月 23 日 建設決定を発表
2012(平成 24)年 4 月 17 日 起工式
2016(平成 28)年 7 月 20 日 日産化学に対する天然ガス供給開始(一部供用開始)
2016(平成 28)年 10 月(予定) 日本海ガス株式会社に対する天然ガス供給開始(全体の供用開始)
【富山ラインの位置】
公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2016/20160818.pdf