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2016年6月16日
日本電気株式会社
NECは、含有化学物質管理ソリューション「ProChemist/BM」、および製品技術情報の一元管理PLM(Product Lifecycle Management)ソフト「Obbligato III」において、経済産業省主導で開発され、2016年度より本格運用が始まる製品含有化学物質の情報伝達共通スキームchemSHERPA(ケムシェルパ、注1)にいち早く対応し、本日から販売を開始します。
chemSHERPAは、部品や部材に含まれる化学物質情報を企業間で伝達する共通ルールで、業種・製品分野を限定せず、サプライチェーン全体で統一することで、確実・円滑な情報伝達を行うために開発されたものです。
「ProChemist/BM」および「Obbligato III」は、chemSHERPAで併記が必要な、特定化学物質の含有有無に関する「遵法判断情報」および、化学物質の種類や量に関する「成分情報」を、企業のコンプライアンス基準に合わせて柔軟に選択・活用できます。
また、chemSHERPAの導入が途中の段階でも、自社および取引先企業が従来から利用しているフォーマットと共存利用が可能であり、かつ既存データもchemSHERPAへの変換が可能なためスムーズな移行が可能になり、調査回答業務の効率化を実現します。
NECは、注力する「社会ソリューション事業」を通じて、今後もグローバルでのものづくりのインフラやプロセスの変革に貢献するソリューションの提供・拡販に取り組んでいきます。
従来、化学物質情報伝達の標準スキームは、業種・製品分野ごとに複数存在するため、サプライチェーンの中でも、材料・部品メーカーは最終製品メーカーと比べて、製品を納める企業ごとに異なる多数のスキームへの対応が必要となっていました。
また、2012年に電気電子分野で制定された情報伝達スキームの国際標準規格IEC62474(注2)がきっかけとなり、2015年10月に経済産業省が業種・製品分野を限定せず利用可能な業界標準スキームchemSHERPAを開発したことで、今後サプライチェーンでの情報はchemSHERPAの統一化が進展すると考えられます。
このような状況を踏まえ、今回NECでは含有化学物質の管理や製品技術情報の管理を行うソリューションにおいて、いち早くchemSHERPAへの対応を行いました。
「ProChemist/BM」
ライセンス価格:最小構成 220万円~(税別)(注3)
出荷時期:本年6月
「Obbligato III」
ライセンス価格:最小構成 350万円~(税別)(注4)
出荷時期:本年6月
なお、NECは新ソリューションを「第27回 設計・製造ソリューション展」(会期:6/22(水)~24(金)、会場:東京ビッグサイト(東京都江東区))にて展示します。
また、関連して、6/21(火)にNEC本社ビルにてchemSHERPA 対応セミナー「新たな化学物質情報の伝達スキーム「chemSHERPA」と導入企業の最新動向」を開催いたします。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
・ProChemist/BMについて
http://jpn.nec.com/environment/biz_solution/minimization/green.html
・Obbligato IIIについて
http://jpn.nec.com/obbligato/
・ProChemist/BMについて
NEC 製造・装置業システム開発本部 環境ソリューショングループ
TEL:03-3798-9152
・Obbligato IIIについて
NEC 製造・装置業システム開発本部 PLMコンサルティンググループ
TEL:03-3456-7474
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
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情報提供:JPubb