プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2024-03-15 00:00:00 更新

再生可能エネルギー由来の電力を100%使用した「RE100」対応の事業所に本社ビルを追加~明治グループ長期環境ビジョン「Meiji Green Engagement for 2050」の実現に向け、再生可能エネルギーを活用し、「人も、地球も、健やかな未来へ。」に貢献していきます~

2024 年 3 月 15 日


日立造船グループ(Hitachi Zosen Inova)がイタリアのバイオガス企業を子会社化


日立造船株式会社の 100%子会社でごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントなどの設計、建設、運営、保守を手がける Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下、HZI)が、イタリアを中心にバイオガス事業を手がける Schmack Biogas Srl(イタリア トレンティーノ=アルト・アディジェ州Bolzanoボ ル ツ ァ ー ノ、以下、Schmack Biogas)の株式過半数を PLC SpA(イタリア、以下、PLC)などから取得し、子会社としましたのでお知らせします。


Schmack Biogas は、2021 年に HZI が買収した Schmack Biogas Service GmbH(現Hitachi Zosen Inova Schmack GmbH、ドイツ、Schwandorfシュバンドルフ)の支店として 2006 年に設立され、2018 年に独立した後、2020 年に PLC が株式過半数を取得していました。Schmack Biogasは設立後一貫してバイオガス事業を手がけており、イタリアを中心に、ギリシャ、エストニア、ベルギー等でバイオガスプラントの EPC(Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設))、運営・保守、事業開発に携わってきました。


イタリアは欧州の中でもバイオガス・バイオメタン※1利用が盛んであり、欧州委員会が公表した「REPowerEU※2」の計画により、さらなる市場拡大が見込まれています。


当社グループは、欧州におけるバイオガスの自社運営事業拡大のために 2023 年度から 2025年度までの 3 年間で約 400 億円の投資を計画しており、既に HZI はイタリア北西部の都市Pianfeiピアンフェーイにおいて、バイオガスプラントの建設および自社所有・運営を決定し、2027 年の稼働開始を目指しています。


HZI は、乾式メタン発酵技術「Kompogas®(コンポガス)」で 2014 年からバイオガス事業に進出し、2021 年には湿式メタン発酵技術を有する Hitachi Zosen Inova Schmack GmbH を買収するなど、バイオガス事業の EPC や運営、保守の強化に取り組んできましたが、Schmack Biogas は、イタリアおよびその他海外で約 70 件のバイオガスおよびバイオメタンプラントを納めており、HZI グループのバイオガス事業のさらなる拡大に大きく貢献するものです。


今回の Schmack Biogas の株式取得は、当社グループの戦略に沿った取り組みであり、当社グループは日本および欧州で培ってきたバイオガス・バイオメタン技術を活用し、ますます高まる需要に積極的に貢献していきます。


※1 バイオメタン:有機性廃棄物を発酵させることによって発生するバイオガスを精製することによって、天然ガスと同等となるメタン濃度 90%以上に純度を高めたもの。


※2 REPowerEU: 2022 年 5 月に欧州委員会が公表した再生可能エネルギー利用計画。天然ガスの代替品として、バイオメタンの大幅な増産案が盛り込まれている。


なお、Schmack Biogas の概要は次のとおりです。


1.名 称:Schmack Biogas Srl.
2.所 在 地:イタリア トレンティーノ=アルト・アディジェ州 Bolzano
3.事業内容:バイオガス・バイオメタンプラントの設計・建設・運営・保守
4.設 立 年:2006 年 1 月
5.資 本 金:約 3 億 4,000 万円
6.売上規模:約 20 億円
7.従業員数:約 50 名


(終)

再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る