企業や自治体などの敷地内に
専用の5Gネットワーク環境を構築するサービス
「プライベート5G（専有型）」を提供開始

～高速大容量かつ低遅延、高セキュアな5Gネットワーク環境を構築、
スマートファクトリーの実現などにより産業のDXを推進～

2024年3月13日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社（以下「ソフトバンク」）は、企業や自治体など（以下「お客さま」）の敷地内に専用の基地局などの設備を設置して、お客さまのニーズに合わせてカスタマイズした5G（第5世代移動通信システム）のネットワーク環境を構築する「プライベート5G（専有型）」の提供を、2024年3月13日に開始します。^※1

「プライベート5G（専有型）」は、ソフトバンクに割り当てられた周波数の電波を組み合わせて構成された基地局やコアネットワーク設備の一部を、お客さまの敷地内に設置して専用のネットワーク環境を構築する、法人向けの5Gマネージドサービスです。お客さまは、通信事業者が提供するパブリック5Gのサービスエリア外でも5Gのネットワーク環境を構築することができ、パブリック5Gのコアネットワーク設備を経由する場合と比較して、遅延を最大5分の1程度に抑えること^※2が可能です。これにより、例えばスマートファクトリーなどの低遅延性が求められる高度なソリューションの実現が期待できます。また、お客さまが保有するデータを専用のネットワーク内に閉じた環境で処理できるため、セキュリティーをより高めることができます。さらに、ソフトバンクがお客さまの用途に応じて、最適なネットワーク環境の設計・構築を行い、運用・保守までサポートするため、高品質な5Gネットワーク環境を導入することができ、導入後も安心して利用することができます。

法人向けの5G市場では、お客さまが保有または賃借する建物や敷地内に、専用の5Gネットワーク環境を構築することへの需要が高まっています。一方で、お客さまのニーズや用途に応じてネットワーク環境を設計・構築することや、構築後に運用・保守を続けることが課題になっています。

この課題に対して、ソフトバンクはお客さまにネットワークの構築・運用の手間や時間をかけることなく、高速大容量かつ低遅延で、高セキュアな5Gネットワーク環境を提供します。工場や倉庫、ビルなどの設備を制御する、OT（Operational Technology：運用技術）領域の高度なソリューションの提供を目指すお客さまには「プライベート5G（専有型）」を提案したり、アクセス集中時の影響を抑えた通信環境の確保として、WAN（広域通信網）回線のバックアップや遠隔操縦などフィールドワークの支援といった利用を検討するお客さま向けには「プライベート5G（共有型）」^※3を提案したりするなど、お客さまのニーズや利用形態に応じたサービスを提供します。

ソフトバンクは、工場や倉庫などのスマート化を目指す企業や、敷地内における有線LANの置き換えなどを目指す企業など、さまざまなお客さまに対して「プライベート5G」を提供することで、産業全体のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進していきます。

「プライベート5G（専有型）」の特長

1. お客さまのニーズに合わせて、高速大容量かつ低遅延な5Gネットワーク環境を構築
   お客さまの敷地内に専用の基地局やコアネットワーク設備の一部を設置することで、通信事業者が提供するパブリック5Gのサービスエリア外でも、お客さまのニーズに応じた5Gのネットワーク環境が構築できます。パブリック5Gのコアネットワーク設備を経由する場合と比較して、遅延を最大5分の1程度に抑えることが可能です。
2. お客さまの敷地内でデータを処理する、高セキュアな5Gネットワーク環境を提供
   お客さまが保有するデータを、専用のネットワーク内に閉じた環境で処理することで、セキュリティーをより高め、安全・安心に利用できます。
3. 最適なネットワーク環境の設計・構築から運用・保守までサポート
   ソフトバンクがお客さまの用途に応じて最適なネットワーク環境の設計・構築を行い、運用・保守までサポートすることで、お客さまは高品質な5Gのネットワーク環境を導入でき、導入後も安心して利用できます。

「プライベート5G（専有型）」の詳細やお問い合わせは、下記のURLのサービスページをご覧ください。
https://www.softbank.jp/biz/services/5g/private-5g/dedicated-type/

「プライベート5G（専有型）」のサービス構成のイメージ

「プライベート5G（専有型）」の提供開始に合わせて、ソフトバンクロボティクス株式会社の「SoftBank Robotics Logistics Innovation Lab」（千葉県市川市）に、「プライベート5G」の技術検証エリアを2024年4月に開設します。このラボには高密度自動倉庫システム「AutoStore」やAGV（無人搬送車）などの物流ソリューションがあり、物流倉庫や工場といった実環境に近い施設で「プライベート5G」を活用した技術検証ができることに加えて、「プライベート5G」の導入・活用に関する相談などをすることが可能です。

検証エリアに設置されているマテリアルハンドラー機材／「プライベート5G」検証用の無線機（イメージ）

[注]

1. ※1

   無線局の免許取得など、ネットワーク環境を構築する時間が別途必要になります。

2. ※2

   ソフトバンクによる評価結果。

3. ※3

   パブリック5Gの設備や電波を利用する「プライベート5G（共有型）」を、2023年3月から提供しています。「プライベート5G（共有型）」の詳細は、こちらをご覧ください。

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