プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2024-02-09 00:00:00 更新

(仮称)あつみ第二風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

2024年02月09日
  • 総合政策

(仮称)あつみ第二風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

1.環境省は「(仮称)あつみ第二風力発電事業環境影響評価準備書」(中部電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

2.環境大臣意見では、
(1)稼働後のバードストライクの有無に係る事後調査を適切に実施するとともに、重要な鳥類や渡り鳥に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、鳥類からの視認性を高める措置、稼働調整等の追加的な環境保全措置を講ずること
(2)対象事業実施区域及びその周辺には、環境省レッドリスト2020に基づき絶滅危惧ⅠA類に選定されているハギクソウ等が生育し、植生自然度の高いチガヤ-ハマゴウ群集等の植生が分布していること等から、工事用道路に関する工事計画の見直しを行い、工事工程毎の改変面積を最小限に抑えること等により、自然度の高い植生及び生態系への影響を回避又は極力低減すること
(3)本事業は三河湾国定公園の第2種特別地域に指定されている砂浜に風力発電設備5基を設置する計画となっていることから、当該国定公園の管理者、地域住民等の意見を踏まえた上で、本事業の実施による当該国定公園の海岸景観等への影響を極力低減するよう引き続き検討し、当該国定公園の景観保全に十全を期すること
等を求めている。

■背景

環境影響評価法及び電気事業法は、令和3年10月31日から施行された環境影響評価法施行令の一部を改正する政令の経過措置(附則第2条)に基づき、施行日前に環境影響評価法第3条の4第1項の規定による公表が行われた出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。
本件は、「(仮称)あつみ第二風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

■事業の概要

愛知県田原市小中山町において、最大で出力21,000kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 中部電力株式会社
・ 事業位置 愛知県田原市小中山町
(対象事業実施区域の面積:約22.40ha)
・ 出力 最大21,000kW(単機出力4,200kW×5基)

■ 環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・公表 令和2年8月25日~令和2年9月24日(住民意見69件※2
・愛知県知事意見提出 令和2年10月30日
・環境大臣意見提出 令和2年11月6日
・経済産業大臣意見提出 令和2年11月13日

【方法書の手続】
・縦覧 令和3年2月2日~令和3年3月4日(住民意見66件※2
・愛知県知事意見提出 令和3年6月15日
・経済産業大臣勧告 令和3年7月28日

【準備書の手続】
・縦覧 令和5年7月27日~令和5年8月28日(住民意見95件※2
・愛知県知事意見提出 令和6年1月30日
・環境大臣意見提出 令和6年2月9日

※2 環境の保全の見地からの意見の件数

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

代表
03-3581-3351

直通
03-5521-8237

室長
加藤 聖

室長補佐
鈴木 祐介

審査官
中山 裕貴

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。


再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る