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当社は、IoT技術を活用し、水力発電所におけるダムへの流入量予測精度を上げることで、水力発電所の発電電力量を向上させる発電運用効率化技術の研究を、本日より本格的に開始します。
本研究は、降雨・降雪が多く、水系全体としての総発電電力量の増量が期待できる黒部川水系をモデル地点とし、IoTやAI等のデジタル化技術※1を活用した水力発電所の運用効率化、発電電力量の増加検討に取り組むものです。
具体的には、従来の動的計画法に基づく発電運用計画技術※2に加え、これまで活用されていなかった気象観測データを利用した降雨・積雪・融雪量の予測結果を考慮することで、水系に流れ込む水量や時期の予測精度を向上させます。それにより、発電所や発電関連設備を新規設置、増強等することなく、運用方法の改良により発電電力量の向上を目指すものです。
なお、本研究は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業として、受託事業者の採択を受けております。
当社は、引き続き、S+3Eの観点を踏まえ、供給力の安定した再生可能エネルギー事業である水力発電事業について、至近のデジタル化技術を最大限活用しながら、電気の低炭素化を加速させてまいります。
以 上
情報提供:JPubb