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2018-08-23 00:00:00 更新

テレビ向けの印刷方式大型有機ELディスプレイ製造設備の販売・サービスに関する業務提携契約を締結 - JOLED、パナソニック プロダクションエンジニアリング、SCREENファインテックソリューションズ

JOLED、パナソニック プロダクションエンジニアリング、 SCREENファインテックソリューションズ、 テレビ向けの印刷方式大型有機ELディスプレイ製造設備の 販売・サービスに関する業務提携契約を締結

2018年8月23日

Doc. No.: FT180823_010J

有機ELディスプレイを開発・製造・販売する株式会社JOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石橋 義)、生産設備の開発設計を行うパナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:柳本 努)、ディスプレイ製造工程で使われる各種装置と関連サービスを提供する株式会社SCREENファインテックソリューションズ(本社:京都府京都市、代表取締役 社長執行役員:廣江 敏朗)の3社は、主にテレビ向けを想定した、印刷方式による大型有機ELディスプレイ製造のための印刷設備の開発・製造・販売・サービスに関する、業務提携契約を締結しました。

JOLEDは、大型テレビ向け有機ELディスプレイ製造を目指すメーカー等に向けて、印刷方式の製造技術を提供する「技術ライセンス」を推進していきます。そのなかで、顧客向けの印刷設備の開発・製造・販売・サービスにおいて、3社は共同でビジネスを展開していきます。3社は、効率的な生産を可能とする印刷方式を広く普及させるとともに、拡大を続ける有機ELテレビ市場の成長を取り込んで自社の成長と事業の拡大につなげるべく、早期事業化を目指して精力的に取り組んでまいります。

有機ELディスプレイは、高コントラストでソースに忠実な色再現性や高速応答性など、自発光型ならではの高い画質特性を有し、さらに、薄型・軽量で低消費電力を両立するなどの長所を併せ持つことから、近年、大型テレビやスマートフォンでの採用が広がりつつあります。プラスチック基板を利用したフレキシブル化や更なる薄型・軽量化で、車載向けなどの新たな用途も期待されており、次世代ディスプレイとして注目が高まっています。

有機ELディスプレイの製造方法のひとつである「印刷方式」は、有機EL材料を印刷により塗布・形成する技術で、既存の「蒸着方式」に比べて生産工程がシンプルであることから、特に大型ディスプレイの製造において、材料利用効率や設備投資の面で大きなメリットがあると期待されています。2006年頃より、パナソニック株式会社の生産技術本部と有機ELディスプレイ開発部門が連携して「印刷方式」有機ELディスプレイの開発を進め、2015年のJOLED設立以降は、JOLEDとパナソニック プロダクションエンジニアリングが共同で印刷設備の開発を続けるとともに、JOLEDがプロセス等を含めて量産技術を確立。現在、パイロットラインで製造する21.6型4K有機ELディスプレイを、医療用モニターやハイエンドモニター向けに出荷しています。

「技術ライセンス」を展開するにあたり、JOLEDは印刷方式有機ELディスプレイ製造技術の提供や、技術導入のサポートなどを行います。パナソニック プロダクションエンジニアリングは、パナソニックグループのモノづくりを支えてきた生産設備の設計・開発や立上支援の経験と、JOLEDとの印刷設備の共同開発経験を生かし、顧客ニーズに合わせた印刷設備の設計・開発を担います。SCREENファインテックソリューションズは、ディスプレイ製造工程で使われる各種装置及びそれらに対するサービスを国内外で提供している経験とネットワークを生かし、パナソニック プロダクションエンジニアリングからのライセンスのもと、印刷設備の製造を行うほか、販売・メンテナンスなどのサービスをJOLEDと共に展開していきます。

3社は、互いの技術や知見を持ち寄ることで、顧客への充実した技術導入支援体制を構築し、早期事業化を目指して精力的に取り組んでまいります。

JOLEDについて

株式会社JOLEDは、東京に本社を置き、石川、京都、厚木の技術開発センターを拠点に、有機ELディスプレイならびにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究、開発、製造および販売を行う会社です。JOLEDは、有機ELディスプレイの量産開発加速および早期事業化を目的として、ソニー株式会社、パナソニック株式会社の有機ELディスプレイの開発部門を統合し、2015年1月に設立されました。

2016年に開発試作ライン(基板サイズ:G4.5)を立ち上げ、量産技術の確立と生産性の向上を実現。2017年12月に初の製品である21.6型4K有機ELディスプレイの出荷を開始しました。更なる事業拡大のため、2018年7月、石川県能美市に能美事業所を開設。印刷方式有機ELディスプレイの世界初となる量産ラインの構築を進めており、2020年の量産開始を目指しています。

JOLEDは、現在主流となっている蒸着方式では製造が難しいとされる、中型サイズの有機ELディスプレイ市場において、JOLEDの印刷方式有機ELディスプレイの浸透を図ってまいります。

www.j-oled.com

パナソニック プロダクションエンジニアリングについて

パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社(以降PPE)は、大阪府門真市に本社を置き、甲府、福岡を拠点に、①受託開発設備、②標準機、③成形、④ソフト・技術サービス、⑤新規事業の5つの領域で事業を行う会社です。PPEは、パナソニック株式会社 生産技術本部で培ってきた13の生産技術プラットフォームとノウハウを具現化したソリューションを提供することを目的として、パナソニック 生産技術本部傘下の「設備・金型部門」と「パナソニックプロダクションテクノロジー株式会社」を統合し、2014年4月に設立されました。

有機ELディスプレイ向けの印刷方式は、生産技術本部と有機ELディスプレイ開発部門との連携により開発し、2013年にRGBオール印刷方式56型4K2K有機ELパネルを世界で初めて実現させました。その後も設備開発を継続し、JOLEDの開発試作ラインをはじめとする印刷設備を一手に手掛けております。

PPEは、パナソニックで培った生産技術を核に、次なる先進技術への挑戦と最適なモノづくりの追求により、先進・安心の生産財・システム・ソリューションをお届けし、世界のお客様の事業発展に貢献することを目指しています。

https://www.panasonic.com/jp/company/ppe.html

SCREENファインテックソリューションズについて

株式会社SCREENファインテックソリューションズは、京都府京都市に本社を置き、各業界に対して長年培ってきた表面処理技術をコア技術に、技術開発から装置製造、納入後のサービスまで一貫したソリューションを顧客に提供しています。業界トップシェアを有するディスプレー用コーターデベロッパーのほか、エネルギー関連業界等に向けた各種成膜装置をラインアップしています。2014年、大日本スクリーン製造株式会社(現:株式会社SCREENホールディングス)の分社化に伴い、同社のFPD機器およびその他装置関連事業を承継しました。今後も先端分野に対し、新たなソリューションを顧客に提案し続けてまいります。

www.screen.co.jp/fpd

[報道関係のお問い合わせ]

株式会社JOLED 管理本部 経営企画部 広報担当 佐久間・高木・加藤

TEL: 03-5280-1600(代表)Email: megumi.sakuma.yc@j-oled.com

パナソニック株式会社 生産技術本部 企画センター 企画部 広報担当 土屋

TEL: 06-6905-4530(代表)Email: tsuchiya.hiro@jp.panasonic.com

株式会社SCREENファインテックソリューションズ 事業推進統轄部 百田

TEL: 075-414-7131 Email: nr-info@screen.co.jp

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