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平成30年6月15日
総合政策
この記事を印刷環境省では、このたび、平成30年度風力発電に係るゾーニング実証事業の対象地域として2地域(地方公共団体)を選定しましたので、お知らせします。風力発電に係るゾーニング実証事業では、環境保全と両立した形で風力発電の導入促進を図るため、「風力発電に係る地方公共団体によるゾーニングマニュアル」に基づくゾーニングマップの作成に加え、ゾーニングの実効性を確保し、具体化するための仕組みについて実証を行います。
1.概要
再生可能エネルギーの導入は地球温暖化対策の観点から重要である一方、風力発電については、立地適地をめぐって事業計画の集中が見られることによる累積的影響が懸念される事例や、騒音やバードストライク等の環境影響や周辺住民の反対意見等が顕在化している事例が見られます。
これらの課題に対応し、再生可能エネルギーの導入と環境配慮を両立させるため、地域の自然的条件・社会的条件を評価し、風力発電の導入を促進しうるエリアや環境保全を優先することが考えられるエリア等の設定などを行うゾーニングマップの作成に加えて、ゾーニングの実効性を確保し、環境影響評価制度との連携を具体化するための仕組み(ゾーニングの制度化)を見据えた検討が必要であり、その実証を行う地域を平成30年3月20日(火)から5月1日(火)地方公共団体から公募しました。
有識者による審査委員会で審査した結果、下記の2地域を実証地域として選定しました。今後、これらの実証地域において、3カ年をかけて実証事業を実施していきます。
2.公募期間
平成30年3月20日(火) ~ 5月1日(火)
3.選定実証地域
申請者 | 陸上・洋上の別 |
岩手県 久慈市 | 洋上 |
秋田県 にかほ市 | 陸上 |
4.審査委員会
氏名(敬称略) | 所属・役職 |
阿部 宗広 | 一般財団法人自然公園財団 専務理事 |
荒井 歩 | 東京農業大学地域環境科学部 准教授 |
片谷 教孝 | 桜美林大学リベラルアーツ学群 教授 |
関島 恒夫 | 新潟大学農学部 教授 |
◎田中 充 | 法政大学社会学部 教授 |
中原 裕幸 | 一般社団法人海洋産業研究会 常務理事 横浜国立大学統合的海洋教育・研究センター 客員教授 |
村山 武彦 | 東京工業大学環境・社会理工学院 教授 |
安田 陽 | 京都大学大学院経済学研究科 特任教授 |
山本 貢平 | 一般財団法人小林理学研究所 理事長・所長 |
由井 正敏 | 一般社団法人東北地域環境計画研究会 東北鳥類研究所 所長 岩手県立大学 名誉教授 |
情報提供:JPubb