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平成30年5月24日
地球環境
この記事を印刷 環境省では、低炭素な水素の利活用を通じた地球温暖化対策を推進するため、再生可能エネルギーからの水素製造・貯蔵・輸送・利用までの一貫した低炭素な水素サプライチェーンの実証事業を実施しています。
本事業の一環として、小水力発電から水素を製造し、地域内の酪農施設や温水プール等で利用する標記プロジェクト(代表事業者=東芝エネルギーシステムズ株式会社)を採択しているところです。
このたび全ての実証設備が完成したことを踏まえ、5月24日(木)に開所式を開催し、本格運転を開始いたしましたので、お知らせいたします。
水素は、利用時にCO2を排出せず、再生可能エネルギーの輸送・貯蔵等にも活用できることから、地球温暖化対策上重要なエネルギーです。
そのため、環境省では、低炭素な水素の利活用を通じた、中長期的な地球温暖化対策を推進するため、再生可能エネルギーからの水素製造・貯蔵・輸送・利用までを一貫して実証する、「地域連携・低炭素水素技術実証事業」(低炭素な水素サプライチェーン実証事業)を平成27年度より実施しているところです。
このたび、平成27年度に本事業で採択された「小水力由来の再エネ水素導入拡大と北海道の地域特性に適した水素活用モデルの構築実証」(代表事業者=東芝エネルギーシステムズ株式会社、共同事業者=岩谷産業株式会社、連携自治体=北海道、釧路市、白糠町)」により、水素製造・利活用設備が整備され、本格運転が開始されました。
本事業は、北海道白糠町の「庶路ダム」に設置した小水力発電所による電力から水素を製造し、地域内の酪農施設や温水プール等において利活用する水素サプライチェーンの実証を行うものです。
小水力発電による電力を直接利用して水素を製造する実証事業は国内で初めてであり、水素の地産地消を実現する新たなモデルケースとして期待されます。
情報提供:JPubb