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2018-01-18 00:00:00 更新

省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗を群馬県に開店

コンビニエンスストア初
断熱性の高い国産杉のCLT(直交集成板)を使用省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗を群馬県に開店

2018年1月18日

株式会社ローソン(本社:東京都品川区)は、1月19日(金)に、コンビニエンスストアとして初めて、断熱性能の高いCLT(Cross Laminated Timber:直交集成板、以下CLT)を、店舗の構造や内装に使用した、木造の環境配慮モデル店舗「ローソン館林木戸町店」(群馬県館林市木戸町591‐1)をオープンします。


このリリースの画像:
▼店舗外観イメージ
http://www.jpubb.com/press/image.php?image=1002645

CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)は、厚みのある木板を木目が直交するように複数層重ね、接着剤で張り合わせた木質建築材料で、強度が高く、断熱性に優れています。建築物の省エネ・省CO2化が期待できることから、国は平成32年度のCLTの普及を目指しています。

本店舗では、国産杉を使用したCLT(直交集成板) や国産の木材を店舗の構造や内装に使用することで建築断熱性能を向上させ、電気使用量の削減による省エネと、店舗建設時のCO2排出量の削減を目指します。このほか、最新の省エネ施策や太陽光発電設備による創エネ施策を導入することで、外部調達する電力量を2016年度の標準的な店舗対比で約6割削減する見込みです。

ローソンは、本店舗での実証実験を通じ、今後、他のローソン店舗でのCLT活用の可能性を検討してまいります。

<ローソン館林木戸町店 主な特徴>

①店舗建物に木材を使用することで、省エネ・省CO2化を実現
・店舗の屋根・天井部の構造や内装に、CLTを使用し、建物の断熱性を向上
・店舗の構造や内装に、国産杉を使ったCLTをはじめ、国産木材を使用(約62 m3/店)することで、
店舗建築時のCO2排出量を、約1.9トン‐CO2/店削減(標準店対比)

②IoT化された店舗設備の導入により、電力ピーク時の節電制御・受給調整を実現
・店内の要冷ケースやエアコン、LED照明、蓄電池、ウルトラエコアイス(要冷機器の蓄熱槽)をIoT化し、外部から自動で節電制御することで、電力の需給調整が可能

ローソンは、2008年より、最新の省エネ施策と創エネ設備を導入し、実験・検証を行う、環境に配慮した店舗をオープンしています。これまでの実験検証で得られたノウハウをもとに、「LED照明」「CO2冷媒冷凍冷蔵機」「太陽光発電設備」の新規・既存の店舗への導入を進めています。

■ローソン館林木戸町店 主な創エネ・省エネ設備 ※削減率(見込み)は、2016年度の標準的な店舗対比


創エネ・省エネ設備と詳細

削減率見込み(※)

画像



太陽光発電システム

店舗屋根上に24kW相当の太陽光パネルを設置して発電。14kW相当は店舗の消費電力に充当。10kW相当は売電。


創エネ
約15%



蓄電池 (ECHONET Lite対応)

店内に5.6kWh相当の蓄電池を設置し、太陽光発電システムで発電した電気の充放電を遠隔制御。受給バランスにあわせて充放電することで、電力調整力として活用。





コンビニ初

CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)

店舗の屋根・天井部の構造や内装に、断熱性の高いCLT(直交集成板)を使用し、建物の断熱性能を向上させることで、空調設備の負担を軽減。


省エネ
(建築)
約15%



自動開閉換気窓

中間期(3月~5月頃、9月~11月頃)に、店内外の温度・湿度を感知し、窓を自動で開閉して快適な外気を取り入れ、空調設備の負担を軽減。



地中熱利用給気ピット

床下ピットに溜まった地熱を店内の換気に活用。
温度変化の少ない地熱を利用し、室内温度に近い外気を店内に給気(夏期25℃、冬期14℃を想定)することで、空調設備の負担を軽減。



CO2冷媒冷凍冷蔵機(ECHONET Lite対応)

要冷ケースの室外機に、フロン類と比較して地球温暖化係数が約1/4000のCO2冷媒を使用してノンフロン化。
地球温暖化防止とともに、大幅な省エネを実現。


省エネ
(要冷)
約22%



扉付きCO2冷媒要冷ケース(ECHONET Lite対応)

標準的な店舗ではオープンタイプの要冷ケースの一部に、ペアガラスの扉を設置。冷気漏れを防ぐとともに断熱性能を高めることで、冷蔵効率をアップ。



コンビニ初

ウルトラエコアイス(要冷蓄熱槽)(ECHONET Lite対応)

外気温の低い夜間に要冷室外機の運転を行い蓄熱槽内に氷をつくり蓄熱。外気温が高い昼間に、蓄熱槽内の熱エネルギーを使用して要冷ケースを冷却することで、エネルギーの消費効率を高めて省エネと蓄エネの両方を実現。



LED照明(調光機能付き)(ECHONET Lite対応)

店舗の照明器具全てにLED照明を使用。天候に合わせて光の明暗を調節することで、さらに消費電力を抑制。


省エネ
(照明)
約6%





省エネ実行支援システム

店舗に設置したタブレットに「省エネの実施案内」を通知するとともに、IoT化された店舗設備(要冷・空調・照明等)を電力ピーク時に「外部から自動で節電制御」できるシステムを導入。
IoT技術の活用から電力需要をコントロールし、より効率的に電気を使用するスマートエネルギーストアを目指す。


省エネ
約3%

合計

約61%



※削減率(見込み)は、2016年度の標準的な店舗対比


■既存店舗での省エネ取組み


省エネ施策

内容

導入開始年

現状


CO2冷媒冷凍冷蔵機

フロン類と比較して地球温暖化係数が約1/4000のCO2冷媒を使用してノンフロン化するとともに、大幅な省エネを実現

2010年

約2,500店舗に導入
(2017年11月時点)



LED照明

店内の照明器具にLED照明を使用することで、消費電力を抑制

2009年

全店導入
※一部店舗除く



太陽光発電システム

店舗屋根上に12kW相当の太陽光パネルを設置して発電。10kW相当は売電し、2kW相当は店舗の消費電力に充当

2012年

約2,000店舗に導入
(2017年11月時点)





情報提供:JPubb

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