富山新港火力発電所 石炭1号機の廃止延期について
平成29年12月7日
北陸電力株式会社
当社は、富山新港火力発電所においてLNG1号機(42.47万kW)の新設に伴い廃止する計画の石炭1号機(25万kW)について、廃止時期を2018年度から2024年度に延期することとしましたので、お知らせいたします。
当社は、富山新港火力発電所に、LNGを燃料とする高効率で環境負荷の少ないコンバインドサイクル発電設備(LNG1号機)を新設することとし、2018年11月の営業運転開始に向けて建設を進めています。これに伴い、富山新港火力発電所 石炭1号機は2018年度に廃止する計画としておりました。 (2010年10月29日、2017年2月23日お知らせ済)
しかしながら、東日本大震災以降、電力需給が厳しい状況が継続している中、富山新港火力発電所1号機(原油)で使用している硫黄成分の少ない原油燃料の調達環境が不透明さを増しており、安定した供給力確保に向けた対応が急務となっています。
このため、早期の供給力確保と燃料の安定調達の観点から、石炭1号機の廃止時期を延期することとしました。廃止時期は2024年度を目途としますが、廃止にあたっては、火力発電所の燃料調達環境や原子力発電所の運転状況、再生可能エネルギーの導入状況などを見極め、需給状況が安定していることを確認します。
また、廃止時期の変更に伴い、自主的な環境影響評価を実施し、環境保全の基準等に適合していることを確認いたしました。
なお、LNG1号機は予定通り2018年11月に営業運転を開始する見込みです。
当社は引き続き電力の安定供給の確保に努めるとともに、二酸化炭素排出量の低減など環境保全の取組みを推進してまいります。
以 上
添付資料:富山新港火力発電所 主要設備配置
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http://www.rikuden.co.jp/press/attach/17120702.pdf