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この度、公益財団法人 自然エネルギー財団の大林ミカ事業局長は、国際太陽エネルギー学会(ISES:International Solar Energy Society)より2017年度グローバル・リーダーシップ賞(Global Leadership Award in Advancing Solar Energy Policy)を受賞いたしました。今回の受賞は、大林事業局長がこれまで自然エネルギーの普及拡大に向けた様々な取り組みを国内外で牽引し、持続可能なエネルギーを基盤とする社会の構築に向けて積極的に活動・推進してきたことが評価されたものです。
ISES Awards winners for 2017
今回、ヘルマン・シェーア氏の名前を冠した賞をいただけることが決まり、心より驚き、また大変光栄に感じています。しかし、この賞は、わたくしではなく、日本で、この25年間、自然エネルギー拡大のための政策作りに、さまざまな障害を乗り越えて、あきらめることなく取り組んできた、すべての友人たちに与えられるべきものです。わたくしはその中の小さな一人に過ぎません。ヘルマンはすでに15年以上前から、100%自然エネルギーへシフトする未来を予言していました。もしわたくしにこの賞をいただく資格があるとすれば、それは、日本やアジアが、100%自然エネルギーの未来に向けて歩み出すためにこれからも頑張れ、というメッセージとしてでしょう。これからも「ソーラー・ センチュリー」実現のために、皆さんと努力を重ねていきたいと思います。
ドイツの政治家で環境活動家であるヘルマン・シェーア(1944-2010)氏の功績を記念して、2011年に「太陽エネルギー政策の発展におけるグローバル・リーダーシップ賞(Global Leadership Award in Advancing Solar Energy Policy)」が創設されました。ヘルマン・シェーア氏は、エネルギー政策に積極的に取り組み、世界に先駆けて固定価格買取制度を法案化するなど、自然エネルギーの世界的普及拡大、価格低減に大きな影響を与えた人物で、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の設立に尽力しました。この賞は、太陽エネルギー政策の進歩に大きく貢献し、その功績が顕著であると認められる人に二年に一度与えられます。
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