2017 年 10 月 16 日
ダイハツディーゼル株式会社

舶用発電機用機関 IMO NOx 3 次規制対応 SCR システムの初号機を出荷

当社はこの度、2017 年 10 月 11 日に IMO(国際海事機関)の NOx 第 3 次規制に対応した排気ガス中の窒素酸化物排出量を低減する後処理装置(選択触媒還元法脱硝装置) ｢以下、SCR装置｣を商用初号機として造船所向けに出荷いたしました。

IMO NOx 第 3 次規制は第 1 次規制に対して排出率 80％削減を義務付けた規制です。2013年 3 月より SCR 装置をコンテナ船に試験搭載してトータル約 4,000 時間の SCR 装置運転を実施し、第 3 次規制値を満足する事を実証したのは勿論、高い信頼性・耐久性を備えた SCR装置となっております。

当社の SCR 装置はスキーム A 方式(エンジンと SCR 装置を結合した状態で NOx 鑑定試験を受験する) で予め船級承認されたシステムを提供しております。

今回出荷した発電機用機関とSCR装置は造船所に納入され、2018年夏に就航される予定です。

また、当社 SCR 装置は現在 40 台超の受注を頂いておりますが、今後とも確実な需要増加を見込んでおります。

〔お問い合せ先〕
管理統括部 水科
TEL：０６−６４５４−２３３１

以上