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2017/10/16
要旨
株式会社村田製作所は、BEMS*1向けCO2センサとしてIMG-CBシリーズを商品化しました。主に、ビル空調用ダクト内にCO2センサを設置し、モニタリングすることで必要なときのみ換気を行い、ビル全体の省エネに貢献します。なお、本商品はハクイ村田製作所にて9月から量産を開始いたしました。
背景
昨今、世界的に環境やエネルギーへの注目が高まりつつある中、BEMSへの期待が大きくなっています。ビル内のシステムや設備とつないで、稼働状態やエネルギーの使用量を解析し、効率よく制御することで省エネを図ります。一方でこれらの実現には、システムの定期的な保守作業が必要であり、メンテナンス性の向上や効率化が期待されています。
詳細
本商品は、独自の検量線アルゴリズムと2波長(測定用、リファレンス用)NDIR*2方式による自動校正機能により、長期安定性と高い測定精度を有しメンテナンス性の向上が期待できます。今後は、様々な制御システムとの親和性を向上すべく、出力インターフェースの拡充を行っていきます。
仕様
IMG-CBシリーズ
項目 | 仕様 |
---|---|
動作環境 | 0~50℃, 0~90%RH |
測定範囲 | 0~2000ppm, 0~3000ppm |
測定精度 | ±(50ppm+5% of reading) Typ.±(30ppm+2.5% of reading) |
長期安定性(ドリフト) | Less than 50ppm / Year @1000ppm |
入力電圧 | AC/DC24V, DC12V |
消費電力 | Avg. 0.5W / Max. 2.0W |
出力インターフェース | Analog 0~5V |
サイズ | 134×81×51mm (ダクト取付け用のプローブおよびケーブルを除く) |
長期安定性データ
用語説明
*1 BEMS:Building Energy Management System
空調、電気、給排水、防災・防犯等の設備をコンピュータで総合的に管理するシステム。室内環境の向上や省エネの推進などに貢献する。
*2 NDIR:Non-Dispersive Infrared(非分散型赤外吸収)
情報提供:JPubb