プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2017-08-22 00:00:00 更新

米国ペンシルベニア州大型ガス火力発電所開発プロジェクトについて

米国ペンシルベニア州大型ガス火力発電所開発プロジェクトについて

2017年8月22日

伊藤忠株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、伊藤忠商事100%出資の米国子会社であるTyr Energy, Inc.(本社:カンザス州オーバーランド・パーク、以下「ティア・エナジー社」)を通じて、米国ペンシルベニア州ヒッコリーラン発電所(以下「本発電所」)の建設を開始しました。ティア・エナジー社が50%、関西電力株式会社(社長:岩根 茂樹)及びSiemens Financial Services, Inc. (本社:ニュージャージー州アイセリン、以下「シーメンス社」)が各々30%、20%を出資します。

本発電所はペンシルベニア州ピッツバーグ近郊に位置し、総出力1,000MWのガスコンバインドサイクル方式の発電所で、2020年4月の商業運転開始を予定しています。高効率、且つ環境負荷が小さい電源として同地域の電力安定供給に大きく貢献すると期待されています。建設工事は実績豊富なキーウィット・パワー・コンストラクターを起用し、シーメンス製H型ガスタービン発電機2基、蒸気タービン発電機1基を採用します。

ティア・エナジー社は本発電所の100%開発権益を保有、各種許認可の取得、主要機器・建設工事事業者の選定・交渉、PJM容量市場への参加、燃料供給契約や融資関連契約の締結等、一連の開発業務を進めて来ました。本発電所への融資は、BNP パリバ、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、クレディ・アグリコル の3行、及び三菱東京UFJ銀行、日本政策投資銀行、三井住友銀行、ABNアムロ、National Australia Bank、新韓銀行を共同リードアレンジャーとして行われます。

また、本発電所の建設を通じ、約500人相当の雇用が見込まれており、商業運転開始後には、米国最大の電力市場であるPJM市場に対し約100万世帯相当の電力を供給します。本発電所の建設/資産管理・運営業務を上述ティア・エナジー社が、また運転・保守業務を同じく伊藤忠商事100%出資の米国子会社であるNAES Corporation(本社:米国・ワシントン州、以下「ネイス社」)が行います。

伊藤忠商事は、世界各地で発電事業の拡大に積極的に取り組んでおります。特に北米においては、ティア・エナジー社を通じ、9,000MWを超える総容量を保有し、15ヶ所の発電所の運営・管理に携わっております。 又、ネイス社を通じて発電所運転・保守のサービス事業も展開しており、全米を中心に全世界で150ヶ所以上、総計39,000MW以上の発電所の運転・保守を行っており、独立系としては世界最大手の規模で事業を展開しております。伊藤忠商事は引き続き発電事業とサービス事業の両輪で電力事業を多角的に展開し、更なる事業価値の向上を目指します。

米国ペンシルベニア州ガス火力発電事業の概要

発電所名ヒッコリーラン発電所
事業位置米国ペンシルベニア州ローレンス郡
発電方式ガスコンバインドサイクル発電
出力100万kW
運転開始時期2020年4月(予定)
合弁会社ヒッコリーラン・エナジーホールディングス, LLC
売電先PJM電力市場
出資社伊藤忠グループ:50%
関西電力グループ:30%
シーメンスグループ:20%


情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る