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2017-08-21 00:00:00 更新

燃料電池向け酸化ニッケル粉の生産について

2017 年 8 月 21 日
報道各位
住友金属鉱山株式会社


燃料電池向け酸化ニッケル粉の生産について


住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 中里佳明)は、このたび燃料電池の電極用高純度酸化ニッケル粉の量産化実証設備を導入することと致しました。


燃料電池は水素と酸素を化学反応させて電気と熱を作り出すクリーンで高効率な発電システムです。日本をはじめ世界各国で住宅から店舗、工場用など幅広い用途の発電設備として導入と普及計画が策定されており、今後の成長が見込まれています。


燃料電池には複数の方式がありますが、酸化ニッケル粉はその中で最も発電効率の高い固体酸化物形燃料電池(SOFC)の電極に使用されます。当社では SOFC の発電効率や耐久性の向上に寄与する、微細で高純度な酸化ニッケル粉を開発してきました。今後、燃料電池の本格的な製品化に向け、酸化ニッケル粉の需要増加が見込まれることから、2018 年度前半を目途に、愛媛県新居浜市内の当社保有地内に量産化実証設備を導入します。


既に当社では車載向け二次電池正極材料(ニッケル酸リチウム)の生産増強を実施しています。ニッケル原料の製錬から材料製造までの一貫した生産プロセスを保有する強みに加え、様々な機能性材料の開発、生産で培った粉体制御と量産技術を活かし、新たな市場ニーズに応えながら環境に優しいエネルギー社会の構築に貢献致します。


(本件に関するお問い合わせ先)
住友金属鉱山株式会社
広報IR部 田崎 秀信
Tel:03-3436-7705
Fax:03-3434-2215

情報提供:JPubb

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