平成 29 年6月 23 日
四 国 電 力 株 式 会 社
チリ共和国における太陽光発電事業への参画について 当社はこのたび、双日株式会社、およびフランスの大手建設会社である Eiffage S.A.社とともにコンソーシアム(共同事業体)を結成し、チリ共和国(以下、チリ)における太陽光発電事業に参画することといたしました。当社にとっては、カタール・オマーンでのガス火力発電に次ぐ、4件目の海外発電(IPP)事業であり、太陽光発電によるもの、また南米という地域では初めての案件となります。
チリでは、経済成長に伴う電力需要の堅調な伸びが期待されており、また 2050 年までに供給電力量に占める再生可能エネルギーの割合を 70%とする目標を掲げるなど、再生可能エネルギーの導入に積極的に取り組んでおり、制度面でも整備が進んでおります。さらに、同国は南米で唯一、経済協力開発機構(OECD)に加盟しており、安定した政治・経済運営から投資環境の面でも高く評価されております。
本事業は、世界有数の日射量を有するチリ北部のアタカマ砂漠において、設備容量9万8千kW の太陽光発電プラントを建設し、発電した電力を同国の卸電力市場で販売するもので、双日株式会社における海外での太陽光発電事業実績により培った事業開発・運営経験に加え、当社の中南米地域での数多くのコンサルティング事業を通じた現地ネットワークや太陽光発電に関する知見が活かせるものと考えております。本年6月中にはプラント設備の建設に着工し、2018年8月に営業運転を開始する予定です。
当社では、海外事業を「次なる成長エンジン」の柱の一つと位置付け、今後も、国内電気事業や海外IPP・コンサルティング事業で培ってきた運転・保守などの技術・ノウハウを活用すると共に、本件を足掛かりとして、地域や発電方式の対象を拡げることにより、これまで以上に海外IPP事業を積極的に展開してまいります。
[別紙] チリ共和国における太陽光発電事業の概要
以 上
[ 別 紙 ]
◇チリ共和国における太陽光発電事業の概要 プロジェクト名 ウアタコンド太陽光発電プロジェクト
所在地 チリ北部タラパカ州ウアタコンド地区
事 業 内 容 太陽光発電プラントの建設・運営、電力の販売 (設備容量:9万8千 kW)
共 同 事 業 者 ・双日株式会社(45%)・四国電力株式会社(30%)・Sojitz Corporation of America(15%) ・Eiffage S.A.(10%)
※( )内はプロジェクトへの出資割合
電 力 販 売 先 卸電力市場にて売電 事業
ス ケ ジ ュ ー ル
・プラント建設着工:2017 年6月中
・営業運転開始予定:2018 年8月
公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://www.yonden.co.jp/press/re1706/data/pr005.pdf