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2017-06-22 13:30:00 更新

横浜市、and factoryとIoTスマートホームを活用した「未来の家プロジェクト」を開始 -人工知能(AI)、IoTを通じて快適で健康な暮らしをサポート - (NTTドコモ)

報道発表資料

横浜市、and factoryとIoTスマートホームを活用した「未来の家プロジェクト」を開始
-人工知能(AI)、IoTを通じて快適で健康な暮らしをサポート-
<2017年6月22日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、横浜市、and factory株式会社(以下、and factory)と共同で、2017年4月11日(火曜)に横浜市が立ち上げた「I・TOP横浜※1 」内のプロジェクトとして、人工知能(AI)およびIoTを活用し、居住者のリラックス度や活動量などの生活状態を可視化することで気づきを与えることや、快適な室内環境づくりを行うことを検討・推進する「未来の家プロジェクト」を本日より開始します。

単身世帯、高齢者世帯や在宅介護が増加する中、居住者が自らの生活状態や離れて暮らす家族が居住者の生活状態を把握しきれずに日常を過ごしています。三者は、住宅メーカーやIoT機器メーカーなどの横浜市内の中小企業などと協力し、IoT家電やセンサーなどを実装した「IoTスマートホームTM」を用いて実証実験を行い、将来的には、家が居住者の生活状態を把握し、AIを通じて居住者の状態に合わせた快適な室内環境へ自動調節する未来の家の実現をめざします。

従来、健康管理に関するバイタルデータや食事などのデータは、ユーザーがそれぞれのアプリケーションで個別に管理することになっており、継続して利用されにくいという課題がありました。
IoTスマートホームでは、複数のデータをクラウド上に収集し、スマートフォンなどの一つの管理画面で可視化されるため、居住者は手軽に生活状態を把握できます。さらに、居住者はIoT家電などを一括で管理できるアプリケーションを用いて、手軽にIoT家電などの操作が可能になります。

本プロジェクトにおいて、横浜市は協業いただける中小企業への呼びかけ、実証実験の場を提供します。ドコモは、様々なメーカーの機器を一元的に管理、制御可能なデバイスWebAPI※2 技術を、セミナーなどを通じて中小企業に提供するとともに、実証実験施設として「IoTスマートホーム」を提供いたします。and factoryは、デバイスWebAPI技術を活用し、居住者がIoT機器を一括で管理・調節できるアプリケーションと、本プロジェクトで生まれたIoTプロダクトの事業化および事業化に関するノウハウを中小企業へ提供します。

今後三者は、横浜市内の中小企業などと協力し、約2年間にわたり、IoTスマートホームを用いた実証実験を通じて、実際の生活ログを蓄積、解析することで、居住者の生活状態や快適さについて評価・検討を行う予定です。

ドコモは本プロジェクトを通じて、IoT機器メーカーなどと協力し、デバイスWebAPI技術を活用した数多くのIoTサービスの創出を支援してまいります。

  1. I・TOP(アイトップ)横浜は、横浜市が2017年4月に立ち上げた横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoT等を活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人材育成等の場となる「IoTオープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP横浜)」です。

  2. 「デバイスWebAPI」とは、ドコモが開発した様々なメーカーのIoT機器を制御管理できるAPI(Application Programming Interface)です。本技術は、国際標準化規格「GotAPI(ゴット・エー・ピー・アイ)※3 」に準拠しています。本技術は、IoT機器の遠隔管理やデータ蓄積が可能になり、多くのデータが容易に集積でき、AI・ビッグデータ解析推進につなげることができます。

  3. 「GotAPI」とは、「Generic Open Terminal API」の略です。ドコモ、AT&T等が中心となりOMA※4 にて標準化を推進しています。

  4. OMAとは「Open Mobile Alliance」の略です。携帯電話に関する規格策定を行うスマートフォンベンダー・周辺機器ベンダー・通信キャリアなどが加盟する国際的な標準化団体です。

別紙 「IoTスマートホーム」の詳細

1. 詳細

「IoTスマートホーム」では、生活動線に合わせて設置したIoTセンサーなどで、居住者の生活状態などをクラウド上に収集し、居住者は一つの管理画面で生活状態を把握できます。また、アプリケーションを用いて一括でIoT家電などの操作が可能になります。
将来的には、AIを活用することで家が居住者の生活状態を理解し、室内環境を快適で健康的な状態に自動調節することをめざします。

<システム構成図>

2. イメージ


<外観>


<香りデバイス>


<洗面台>

3. 機器一覧※1※2

機器一覧の表
設置操作/データ収集機能(調節・制御)
ワットチェッカーデータ収集コンセントに設置し、消費電力値の取得・可視化
活動量計データ収集居住者が身につけ、1日の活動量を可視化
体重計データ収集生活動線に合わせて洗面台前の床に埋め込み型で設置し、自動的に居住者の体重を取得
空気センサーデータ収集部屋の気温湿度、騒音レベル、気圧、CO2濃度などの取得
ベッド(睡眠計)データ収集敷布団の下に設置し、睡眠の深さや呼吸等を収集、解析
メガネデータ収集まばたきの回数や視線情報を取得、解析
ミラーデータ収集洗面台に配置し、前日の体重、睡眠解析データや今日の天気などの情報を可視化
血圧計データ収集血圧値を取得し、可視化
開閉センサーデータ収集玄関ドア、冷蔵庫の扉などのドア開閉回数の数値化・可視化
食事解析カメラ(スマートフォン)データ収集食卓の上に設置し、カメラを押すだけで食事を記録し、栄養素を解析
カーテン操作アプリケーションを通じて、カーテンが自動的に開閉
赤外線学習リモコン操作アプリケーションを通じてTV、エアコン、空気清浄器、香りデバイスの一括制御
照明操作アプリケーションを通じて照度、色のコントロール
スマートロック操作アプリケーションを通じて鍵の開閉
空気清浄器操作アプリケーションを通じて空気清浄器の制御
香りデバイス操作アプリケーションを通じて香りを放出
  1. 機器は今後拡大予定

  2. 現時点の「IoTスマートホーム」では自動調節機能はありません。

  • 「IoTスマートホーム」はNTTドコモの商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。


情報提供:JPubb

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