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2017-05-23 11:00:00 更新

発電機関用排熱回収型サイレンサー(Hi Eco Silencer)開発・市場投入

2017年5月23日

発電機関用排熱回収型サイレンサー(Hi Eco Silencer)開発・市場投入

三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)の100%子会社である三井造船特機エンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、社長:中村 啓二)は、株式会社大晃産業(本社:広島県尾道市、社長:松本 隆弘氏)、郵船商事株式会社(本社:東京都港区、社長:宝納 英紀氏)とディーゼル発電機関用排熱回収型サイレンサー(Hi Eco Silencer)を開発、市場投入しました。

Hi Eco Silencerは、日本舶用工業会の新製品開発助成事業として日本財団の助成金を得て、平成22~25年に開発が進められたものです。ディーゼル発電機関用サイレンサーに排熱回収機能を付加し停泊中における消音効果に加え、停泊時に発電機関から未利用のまま放出されていた熱エネルギーを回収し、補助ボイラーの燃焼回数を減らすことによって燃料費の削減ならびにCO2排出量を削減します。(図参照)

Hi Eco Silencerは、次の特長を有しています。
(1)伝熱管にフィン付チューブを採用しているため熱回収効率が極めて高い。
(2)排ガスラインにHi Eco Silencerを設け、排ガスエネルギーで循環水を加熱する水管方式を採用したことでエコノマイザー部での圧力損失を小さく抑えることができる。
(3)循環水ポンプに無冷却ポンプを採用することにより、システム全体の省エネ化を図っている。
(4)機関室の配置を容易にするためにエコノマイザー部と排ガスバイパス部を一体ユニット化し小型コンパクト化を図っている。ユニット化に拘らない顧客要求に対応する分離配置も可能としている。

2013年4月に神原汽船株式殿会社所有の52BC(発電機容量:440kW)、2015年3月に日本郵船株式会社が運航する8,600TEU大型コンテナ船(発電機容量:2,900kW)にそれぞれ試験搭載し、各々最大蒸発量206kg/h(負荷75%)、906kg/h(負荷50%)を達成し、良好な性能を確認しました。

三井造船特機エンジニアリングは、今後、顧客要求に対応できるようエンジニアリング体制の構築を進めていきます。

担当部署

三井造船特機エンジニアリング㈱ プロジェクト部
松成 電話:0863-23-2613

お問い合わせ先

三井造船株式会社 企画本部 経営企画部 広報室
乾(いぬい) 電話:03-3544-3147


情報提供:JPubb

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