プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2017-03-22 11:30:02 更新

インドネシア・サルーラ地熱発電所の運転開始について

プレスリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。

インドネシア・サルーラ地熱発電所の運転開始について

世界最大級のコンバインド型地熱発電所向けに蒸気タービンおよび発電機を納入

2017年03月22日

当社が地熱蒸気タービンおよび発電機を納入した、世界最大級の地熱発電プロジェクトであるインドネシア・サルーラ地熱発電所がこのたび運転を開始しました。今回運転を開始したのは、全部で3系列ある発電設備のうちの最初の1系列目で、2018年までに3系列全てが運転を開始する予定です。3系列全てが運転を開始すると、出力320.8メガワットを発電する世界最大級の地熱発電所となります。

本プロジェクトは、北スマトラ州サルーラ地区に当社製フラッシュ型発電設備と米国オーマット・テクノロジーズ社(以下、オーマット社)製のバイナリー型発電設備を組み合わせた約110メガワットのコンバインド型地熱発電設備を3系列建設するものです。本コンバインド型発電設備は、地中からの蒸気を直接利用するフラッシュ型発電設備と、フラッシュ型のタービンを回転させた後の蒸気を利用して沸点の低い媒体を蒸気化し、タービンを回転させるバイナリー型発電設備とを組み合わることにより、高い発電効率を実現するものです。

当社とオーマット社は2015年10月に戦略的協業契約を締結し、世界トップシェア注1の当社製フラッシュ型発電設備と、オーマット社が世界トップシェア注2を占めるバイナリー型発電設備を組み合わせたコンバインド型地熱発電システムを推進しています。本協業契約を締結後、トルコ・クズレデレ第3地熱発電所2号機向けのコンバインド型地熱発電システムを両社が受注し、当該案件は順調に進捗しています。

約28,000メガワット相当の地熱資源量を有し、世界第2位の地熱資源国と言われるインドネシアを含め、世界には豊富な地熱資源があると言われています。当社とオーマット社は、サルーラ地熱発電所での実績に加え、日本政府が推進する質の高いインフラ輸出政策により組成されたファイナンスを含む各種支援の活用により、高効率なコンバインド型地熱発電システムの受注を拡大していきます。

注1
発電設備容量ベース(当社調べ)
注2
発電設備容量ベース(当社調べ)

プロジェクトの概要

1.発電所名 : サルーラ地熱発電所
2.開発事業者 : Sarulla Operations Ltd.
3.所在地 : インドネシア北スマトラ州サルーラ地区
4.当社納入設備 : 60メガワット地熱蒸気タービン・発電機3台
5.総出力 : 320.8MW(3系列)

サルーラ地熱発電所


情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る